仮面ライダークウガ
はっきり言って楽しいです。私的には『☆5つ』あげたいです。
しかし、冷静に『分析』してみると、
『クウガ』が好きな子供にとっては、操作は難しいですね。
子供にとっては『アギト』の方が、操作は楽でしょうし。
何気に『格闘ゲーム顔負けのコンボ』とかがあります。
ゲームに慣れていて、『クウガ』が好きとなると、
どうしても、対象年齢6歳以上とかになりそうですから。
ともあれ、おじさんの感覚から「ゲームとしての出来」は悪くありません。
はっきり言って『アギト』より面白いです。(知らない人でも遊べます)
難点は原作との連携が甘かったのか、グロンギが『メ』で止まっています。
『ゴ』の怪人や『ン・ダグバ・ゼバ』が使えればもっといいのですが。
オペレッタ狸御殿 プレミアム・エディション [DVD]
この映画の評価は、高いものもある一方で低いものも散見される。この点で誰もが褒め称える『浪漫三部作』とは随分違う。
私自身、初見のときは相当に驚いた。フツウの娯楽映画とはあまりに違う。
…違うことは予想していたはずなのにそれでも清順の‘自由’さはそれをはるかに超えていた。清順の映画文法(?)は非常に‘自由’なのだ。まるでピカソの絵のように。
…しかし一般的な観客の一部はついてこれないのではないか、と懸念もした。評価がこれだけ割れているのはその懸念があたっている、と言えなくもない…。(出演者のファンで清順作品が初めての人の戸惑いを考えると…)
だが、本作こそが清順がもっとも創りたかった映画だったのではないだろうか。(完成度は別としても…)
清順自身は昔からどの映画を撮るときでも
『娯楽映画を撮っている』
と言っている。
そして、清順に言わせれば娯楽映画の本流とは即ち‘アクション’だそうだ。それは、つまり日活時代の映画を指しているのだろう。
日活以後の作品でこの考えをストレートに具現化した最初の作品が『カポネ大いに泣く』だという。
後年の『ピストルオペラ』や本作『オペレッタ狸御殿』もこの考えに沿って創られていると思う。(本作『オペレッタ狸御殿』の場合は『アクション』というよりは『歌』と『踊り』だが)
清順にとってもっとも作りたかった娯楽映画の姿がこの三本なのだと思う。つまり『浪漫三部作』ではなくコッチの娯楽三部作(と勝手に命名)が清順映画の本流なのだ。本人にとっては。
そしてそのなかで一番‘自由’を感じるのが本作だ。(もともとは私も『ツィゴイネルワイゼン』から清順映画の世界に入ったのだけど、本作を観れば観るほどそう感じるようになった)
『狸御殿』を撮りたい、と清順は80年代から思っていたという。(『夢殿』はどうなるんだろうねえ)
雌伏20年。この映画は清順にとって念願の入魂の企画だったのは間違いない。(特典ディスクに含まれている盟友の故木村威夫氏と本作に生き生きと取り組む清順の姿を見るとなおさらそう感じる)
そして、驚くほどストレートに纏められたラスト(安直といえばそうなのだが…)を含めてこれほど明るい雰囲気をもった清順映画ははじめて、ということも指摘したい。遂に清順はこの境地に達したのだろう。
とても幸せな映画で清順の満足した雰囲気が伝わってくる。ファンとしてはほほえましい一本だ。
(が、ここで満足せず、是非もっと新作を撮ってほしい)
目下の恋人 [VHS]
ずっと「流産すればいい」と思いながら観てました。でも、そういう問題じゃなかったみたい。
母にも相談できず決断した女子高生と迷い続けた主人公、どちらも大人とはいえない・・・成長したのは萩原聖人さんだけでした。
熱海の捜査官オフィシャル本
「熱海の捜査官」と「時効警察」のギャップに驚き、また「熱海」のディープな世界観の謎と三木聡という人の謎に迫りたくて購入しました。結果、ドラマ全体を客観視でき、その作りこみの細やかさ、三木監督の職人芸を知ることができました。なぜ熱海なのか?なぜ捜査官は黒いデカイ車に乗ってるのか?なぜロングコートなのか?…など、「…!!」っとなることは山積みです。
「熱海」のディープなファンの方、三木作品の小ネタ好きの方には、おすすめです。
謎解き目的の方には…なので、星4つです。
帰ってきた時効警察 DVD-BOX
テレビで放映されてる時は、あれ、前回のと比べると話がはちゃめちゃ過ぎじゃない、麻生久美子(大好き)は、ひどいキャラになり過ぎだし、と、かなりがっかりしたのですが。もう一度見直したらですね、なかなか、なかなか良いのです。三木聡は、簡単にあきらめたら損しますよ(‘‘)いろんなものをギュウギュウに詰め込んだので、ハレーションを起こし、おもろしろさが隠れてしまったのでしょうか?2度目には、筋もきちんと伝わって来たし、おもしろさも数倍増しましたよ(^^)皆さん、どうかもう一度みてみてくださいよ!(ちなみに回し者じゃないですよ)