みかん(初回生産限定盤)(DVD付)
前作「女に幸あれ」は本来藤本美貴・高橋愛の2TOPの楽曲だったという事を聞いたことがある。
それが藤本の突然の脱退により、止む無く再レコーディングを行ったとか(藤本バージョンも是非聞いてみたい)。
この悲恋ソング「女に幸あれ」は、どう聞いても20歳以上の女性でなければ違和感があるのに、まだ10代の少女達が歌うところに少々無理がある作品だったが、この新曲「みかん」こそ高橋 愛をリーダーとした新生モーニング娘の出発(たびだち)の歌。
この曲はラジオ音源ではじめて聞いたが、非常にアップテンポで歌詞・メロディ共に明るく未来への希望を歌った”人生賛歌”のよう。
「人生は一回、積極的に生きよう」「苦手な人こそ大切に・・」などのフレーズは感動もの!
コーラスは相変わらず高橋・田中が目立っているが、他のメンバーも個々にフレーズがあり聞いていてとても心地よく、勢い・ポジティブパワーに満ち溢れている!
曲題「みかん」には「蜜柑」の他に「未完」の意味もあるとか。
人生でがんばっている人への応援歌、モーニング娘もまだまだこれから輝きを増していく願いをこめた傑作である。これを聞くとモーニング娘をもっと応援しようという気になってくる。
聞いていて勇気付けられるモーニング娘の曲は本当に久しぶり!
おそらく今年最後になるであろうシングルとしては、「歩いてる」以来の良曲である!!
シングルV「女に 幸あれ」 [DVD]
モーニング娘。の34枚目のシングル「女に 幸あれ」のPVを収録したシングルVです。先々代のリーダー吉澤ひとみ・先代のリーダー藤本美貴が抜け、さらに中国人留学生二人が加わって初のシングルですが、曲の方はナカナカよろしいかと思います。
さて、本作品はその映像作品になるわけですが、注目は各メンバーが「バカ」と言ってるシーン。「十人十色」という言葉がありますがこの場合は「九人九色」とでも言いますか、単に「バカ」と言うだけでも、言い方とか表情にそれぞれ個性があって面白いと思います。れいなの言い方はどことなくカワイイし、ガキさんの一番最初の顔はリアルに怖かったり・・・一番のオススメは愛ちゃんの二回目。すぐには「バカ」と言わず、一旦ためてから「バカ」・・・かなり萌えました。個人的には、ぜひ美貴様にもやって欲しかった・・・まあ、こればかりはどうしようもありませんが。
普段の娘。たちは笑顔でいることがほとんどで、ナカナカメンバーの怒った顔なんかお目にかかれませんので、この部分だけで十分一見の価値ありかと。お気にのメンバーに「バカ」と言われて萌えちゃってください。
女に 幸あれ(初回生産限定盤)(DVD付)
藤本・吉澤の脱退後、高橋 愛をリーダーとして中国留学生リンリン・ジュンジュンが加入し、正真正銘「新生・モーニング娘」第1弾シングル。
田舎から上京し、同棲していた男性の浮気に気がつかない自分を叱責するも、未来への希望を見出そうとする切ない乙女心を綴った内容。まるで昭和の演歌のノリである。
しかし、曲とアレンジが秀逸なROCK調でノリノリのナンバーに仕上がっている。
最近NET配信で一足早くPVも見ることができたが、娘。人気絶頂期の「ザ・ピース」の黄金の衣装を彷彿とさせ、センターでダンスを繰り広げるのは、ここ1年で頭角を現してきた若きエース・久住小春!
この歌詞の内容であれば、もっと大人の高橋あたりがセンターにいても良さそうだが、久住センターがとても斬新で全体に華を添えていて実に新鮮である。
今後の娘。内ポジションのスタンダードになりそうだ。それにしてもこのダンスが過激でセクシー!
メンバーがPVの所々で悲しげな表情で「バカ」と言っているが、これは恋人に騙されてるのに気付かない自分への言葉であろう・・・・・
PVの出来そのものはシンプルであるが、とても見ごたえがある。
歌唱面では高橋・田中・光井を中心に他のメンバーはユニゾン、コーラスと言う構成。
藤本のコーラスが耳に残っている方には、少々物足りない感じもあるが、ジュンジュン、リンリンも意外にいい声してるので、これからの娘。に期待できると思う。