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天下を善くす: 御算用始末日記 (光文社時代小説文庫)
驚きました。時代設定が幕末とは!!
考えてみれば、幕末ほど武士が時代に翻弄される時
生き抜く知恵が無ければ路頭に迷うのは目に見えて
いるのでしょう。
展開は年とともにゆっくりと? そんなわけは無く
決断と実行はどんな時代も同じ。迷いはいつも心に
秘めつつ相手の心を読む力、そこから導く筋道の確かさ
は読めば読むほど見えてくる。
剣豪物では無いのに、私は一気に読んでしまいます。
このような小説に出会うか出会わないかでこれからの
人生に何か影響があるかしら。
どうぞ百聞は一見にしかず。読んでのお楽しみ。