Purana
FOXTROTとは対照的に穏やかなアルバムだと思います。まさかラップが登場するなんて...
悪くはないです。しかしながら、アルバムオリジナル曲のドスッしたパンチが足りない気がします。そこがネック。
しかしながら、聴いていてリラックスできるアルバムです。
挑戦進化-HYPER PROGRESS LIVE NAKED [DVD]
目下の彼らの最新映像。同名のCDアルバムは、本DVD映像が撮影されたライヴ音源をもとにスタジオでの加工を施した意欲作だったが、このDVDでは、そのライヴ自体を楽しめる。
常に冒険心と高い音楽性を志向する彼ら。本作では、従来の「ロック・トリオ+コンピュータ」という構成、西洋音楽中心、という2つの従来の方向感を大きくスライドさせている。まず、和太鼓奏者とショーパブダンサーによるパフォーマンスを挿入している。当然和太鼓が入るので、「和」の要素を取り込んでいる。
サウンドも、どちらかというと、キャッチーというよりは思索的で、器楽演奏が核をなす構成は観衆が集中して音楽に水から接近していかないといけない緊張感を強いる。まさにプログレッシヴ・ロックの匂いを感じさせる。私は好きだし、こういうトンがったところこそがFODの真骨頂だと思う。これだけのキャリアを持ったミュージシャンが、ここまでの冒険をするという意欲だけでも称賛に値すると思う。
その分、分かりやすさ、取っつき易さには少々欠ける分は、一般のリスナーに対しては差し引かねばならないかも。
2235 Zero Generation UpDate [DVD]
1988年のアルバム発表当時にライヴも行われましたが今回は約20年を経て最新のサウンドと演出にアップデートのライヴ。135分を1枚のディスクに収めている為か画像質が私は良く無い部分を感じました。音響が5.1chサラウンドな点が救いでしょうか。あとアンコールで1曲カットされてるのも残念。
内容ではライヴで封印された古めの曲が現在の演奏技術で観て聴ける事が嬉しいです。曲はアルバム"2235 ZERO GENERATION"からと、他のアルバムからも結構幅広く選曲されており、最新アルバムからも4曲が聴けます。※曲目はクチコミを参照下さい。
曲以外ではメンバー3人の衣装が近年のライヴと比べると何か煌びやか感がありますね。360°対応の会場はさほど大規模ではなくステージでは、マットシや健二さんが演奏しながら走り回るのは少し窮屈そう。ライトのセットは凝っていて曲によっては幻想的な表現も良い感じ。
映像の編集では近年はやり?のカメラズームの多様やピントをぼかす等の意図的な演出は無く、3人の演奏してる様子も観やすいと思います。それだけに高画質で観れ無い事が余計に悔やまれます。
昔のZERO GENE〜ライヴ同様でシングルのc/w曲の「BACK TO THE EDGE」や「STAY OR GO」が選曲されているのも良いです。個人的には「SOUL X-PLOSION」も(11thアルバムも)好きで、初期の「FREAKS」や「MIDNIGHT FLOWER」もライヴで封印しておくのはもったいないと改めて思います。また昔のアルバムも聴きたくなりました!
総合的には新旧の選曲も良いバランスで3rdアルバムをCDで聴くのとは、また違った華麗さとパワフルさを感じるステージと思いました。
FENCE OF DEFENSE LIVE 7670 [DVD]
2003年の再始動から初めてのライブ映像です。活動休止前に『2235ZERO』のライブビデオは出ていましたので、それ以来ということになると思います。
3人それぞれスタジオワーク以外にも、ライブのサポートとして活動していた(TMネットワークが有名ですね)のですが、サポートメンバーだとどうしても目立たない。このバンドでは、主役なので、北島氏のギタープレイ・山田氏のスティックワーク・西村氏のボーカル それぞれが堪能できると思います。
これで、以前発売していた『2235ZERO GENERATION』もDVD化されませんかねぇ〜(~_~)
Beauty J-POP-EMI EDITION-
コロムビア、BMG、ビクター、東芝の4社合同でリリースされる「女性」というユルーイくくりで集めた企画CD。
他社のは、玉石混淆とも言えない作りですが、この東芝版は、有名曲とコンピだから聞いて欲しい、という曲をうまくバランスよく織り交ぜているような気がします。特に、後半の具島直子さんは実力派として今でも好きな人が多いし、フリーボも女性ボーカルのロックバンドとして貴重な存在でした。前半のパティ、麻生小百合さんもセレクトに努力がみられます。どうせならそういう曲ばかりでもいいかな、と思いました。
「探偵物語」「愛情物語」なんてこれで聞きたい、という人おそらくほとんどいませんから。