ドラゴンヘッド [VHS]
原作を忠実に映像化しようという努力が、作りこまれた世界観から感じられるものの、事務所の圧力、または客寄せパンダ的な発想を感じずにはいられない、あまりにも原作と違いすぎるキャスティングが……。
特にSAYAKA。演技云々の評価は分かりませんが、寸止めエロすら見せない、守りに入った使われ方。おすぎさんも指摘していましたが、周りの顔はどんどん汚れていくのに、最後まで一人だけ綺麗なのも不自然。
主人公は松田龍平。ヒロインは「月光の囁き」のつぐみさんあたりにして欲しかったです。
最近、男絡みであっさり芸能界をトンズラしたSAYAKA嬢ですが、個人的にはもう帰ってきてほしくないなぁ……。
座敷女 (KCデラックス (412))
私が勝手に考える「怖い話」の条件は
・怖いものの正体が結局最後までわからない
・何の罪もない人間が怖い目に遭う(ある意味ランダムに)
なのだが、この「座敷女」はその典型だ。
主人公が女に付きまとわれるハメになるきっかけは「アパートのドアを開けた」それだけである。
「ドアを開ける」という日常的行為から無関係だった人間が突然怪談の主人公になってしまう、それは普遍的に怖い。
女の正体は最後まで明かされないのだが、それもまた名作映画「女優霊」のような味わいがある。
「結局何だったのかわからない」のである。
『座敷女』が怖いのはそのディティールによる所も大きい。
大女、長くて不潔な印象の黒髪、トレンチコート、伝線したストッキング、履き古した靴、汚い紙袋、
そして極めつけは噛み千切ってガタガタの、マニキュアが剥げた爪。
それらの生々しい身体的特徴が、座敷女の存在に説得力を与えている。
主人公を何の特徴もない大学生にしたこと、女と可愛いヒロイン(?)“ルミちゃん”との対比も効果的。一読の価値あり。
鮫肌男と桃尻女 [VHS]
前半は非常によかった。・・・けど後半は前半のテンポがなくなり普通の展開になってしまい正直だれました。出てくる顔ぶれの濃さにストーリーと演出が負けまくっていたと思います。良かったのは我修院達也と岸部一徳だけでした。鶴見辰吾は最初のキレっぷりが後半まったくいかされず、中村獅童の方がスタイルもよく、キレた演技もできるだけに残念・・・。寺島進はいつものキャラと違って柔いキャラで新たな魅力がありましたが、氏のキレっぷりが大好きな私は少々残念。拳銃を使うなら『ドーベルマン』のような考えられた演出で盛り上げてほしかったです。
鮫肌男と桃尻女 [VHS]
前半は非常によかった。・・・けど後半は前半のテンポがなくなり普通の展開になってしまい正直だれました。出てくる顔ぶれの濃さにストーリーと演出が負けまくっていたと思います。良かったのは我修院達也と岸部一徳だけでした。鶴見辰吾は最初のキレっぷりが後半まったくいかされず、中村獅童の方がスタイルもよく、キレた演技もできるだけに残念・・・。寺島進はいつものキャラと違って柔いキャラで新たな魅力がありましたが、氏のキレっぷりが大好きな私は少々残念。拳銃を使うなら『ドーベルマン』のような考えられた演出で盛り上げてほしかったです。
東京怪童(3) <完> (モーニングKC)
3巻で完結です。300ページとボリュームがあります。
急ピッチでまとめた感はありましたが、この漫画を読んで良かったです。
ハシが描いてた漫画そのものが作者の望月さんがこの作品を通して伝えたかった事なのかなと思いました。
まだ深くは語られなかった個性的なキャラクターたちも多く、欲を言えばもう少し読みたかった。
それでも何か考えさせられる漫画でした