永平寺の精進料理 七六〇年受け継がれた健康の智慧を家庭でいただく
監修が永平寺なだけあって、前半は永平寺のことや、開祖のこと、禅の精神などが説かれています。
後半のお料理は、こういうものが食べたかった!という普段のお惣菜(個人的には豆腐と蓮根の精進ハンバーグや切干大根と厚揚げの肉じゃが風にぐっときました)からアスパラ、アボカドを使ったものまで様々です。掲載されている写真も美しく、手順もそれほど難しくなく、材料も手に入りやすいとあって、やる気がでます。
やる気がそげたときは、前半の教えを読んで、食事の大切さを見直し、またがんばれそう。ベジタリアンの人にはとてもお勧めできます。ベジタリアンでなくても、食事が大切と思っている人には楽しめる一冊だと思います。
竹川美子 第一唱~初雪~/「雪の海峡 津軽」
違う「雪の海峡津軽」を購入したのですが、
見つからないのでここにレビューします。
声も歌詞も私は好きなのですが、完全に
カラオケ向きの歌です。ファンになりそ
うです。この歌を聴いて以来、応援したく
なる歌手の一人になりました。
嗤う伊右衛門 [DVD]
京極夏彦の描いた原作の妖しい美しさを映像にするのはやはり難しいものなのだと、これを見て思いました。
ただ、役者さん達の演技には惹きこまれるものがあり、それだけでも一見の価値ありです。
伊右衛門(唐沢さん)の妖しい無表情、死人と見まごう青白さ、静かな佇まいが正直美しいです。また、お岩を演じた小雪さんの半分崩れた顔は恐ろしさと共に、凄絶な美しさを感じました。実力ある役者さんに囲まれてのお岩ですが、小雪さんはそれを充分補いうる美しさを持った人なのだと実感しました。直助の深い愛憎や又一の苦悩、喜兵衛の暗黒、あらゆるキャラクターが光っていました。
ただ、残念だったのがやたら肌の露出が多い事。梅は本当に良かったと思うのですが、肌の露出をあそこまでする必要があったのか。そのために梅の演技の良さが殺されていたように思います。恐ろしくも美しい物語の中での不自然な肌の露出は急に冷めた印象を与えていました。それが少し残念です。