人事・労務担当者のための 労働法のしくみと仕事がわかる本
この本の著者、向井欄先生は「労働者側の立場から」と本誌では謙遜して言っていますが、「労働者を蔑ろにすると大変な事になりますよ!」と事業主に語りかけているかの様な、「大変、わかりやすい事例」が各項目の要所要所に取り込まれており、決して「現場の労働者」を疎かにしていない(むしろ、「大事に接しなさい!」と言っている様にも感じる。)記述はとても好感が持てます。また、「です・ます調」で丁寧に読者に話しかける様な柔らかな文面には「事業主にキツく当るのも”愛の鞭”なんだなぁ・・・・。」と思わせてくれる。そんな心温まる書籍でもあります!これから「労働法」を学ぶ者にとっては「21世紀における労働法の道しるべ」となり、この分野の担当者にとっても「痒い所に手が届く便利ツール」としても使える「最高の良書」と言えます。法律の中でも最も難しく厄介な「労働法」を学ぶ者・再確認する者には、きっと「あってよかった!」と思わせてくれる事。絶対に間違いありません!!
問題社員対策セミナー [DVD]
■労働審判で簡単迅速に裁判所に訴えられるようになったこと
■クレサラでもうけた弁護士・司法書士・行政書士が、枯渇しつつある過払いのつぎは未払い残業だと狙っていること
■サービス残業は相当あるし、法人数もクレジット、サラ金の比ではないこと
といった背景でまもなく未払い残業代請求のバブルが来るだろう。そして会社経営者には受難の時代であり、ますます正社員は雇えなくなるだろう。かといって派遣もさらに法規制が厳しくなる。
ではどうすればよいのか?まだわからないが、まずはこれまでの問題社員対策を学ぶべく加藤先生のご講義を聞いた。
具体例が豊富で分かりやすい。教科書的な説明ではなく、こんな場合はどうする、という形式なので、実務家にとって非常にありがたい構成。