ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.10 ROOTS MUSIC 音楽祭2
出演ミュージシャンたちが、それぞれの持ち味を出しているライブ。三浦和人の「愛はかげろう」、パンタの「万物流転」の弾き語りがとくによかった。
アンコール
1981年にフォーク・デュオ・グループ「雅夢」(がむ)として「愛はかげろう」でデビュー。1985年に雅夢を解散した後、ソロ・アーティストとして活動を続けてきた三浦和人(三浦雄也)の、これが初めてのベスト盤。今ではCDの入手がかなり困難となっているアルバム「アビチュード」や「7年目のアンコール」の楽曲も多数収録。「マイナー・コードの三浦」と自称するだけに、彼の作る曲たちの叙情性は随一。その世界をじっくりと堪能できる。時々現れるポップな曲を嫌う向きもあるが、そこは彼のチャレンジ精神を称えつつ、新たな飛躍を期待したい。雅夢時代の曲(ポプコン・マイ・リコメンド/雅夢)と聞き比べるのも良し。
みんなのうた ベストヒット・コレクション [DVD]
NHK教育の「みんなのうた」は、間違いなく日本一有名な童謡番組だろう。この番組の良いところは、子供だけを対象とせず、大人も楽しめる有名・無名の様々なアーティストによる幅広い曲目と、クオリティの高い映像であると私は思う。
このDVDには、昨年、幼児向け番組とは思えないメロディ・歌詞と幻想的なアニメーションが話題となった「月のワルツ」(諫山実生)など、2005年の「スノウドロップ」(林明日香)から、『怖い曲』として有名な1984年の「メトロポリタン美術館」(大貫妙子)まで、合計21曲が収められている。前述の通り、どれもメッセージ性と映像の完成度が高いものばかりだ。数年前にブームを起こし、今も人気がある「リラクゼーション(癒し)」の音楽であるといえる。
これは本来子供の為の番組/DVDなので、当然、幼い子が見ても楽しめるはずだが、私の目には、この曲集は「大人のための童話」であると映った。昔、これらの曲を見聴きした者は、幼い頃の懐かしい気持ちを思い出すと同時に、「メトロ~」のように、昔は怖かった曲が楽しくなっていたりと、自分自身の変化を感じられるかもしれない。そして、最近の新しい歌に触れることにより、新しい感動を覚えるだろう。だからこそ、「みんなのうた」はいつまでも語り継がれて、多くの人の心に残っているのだと思う。
子育て中のお母さん、お父さん、子どもたちはもちろん、子供がいない方々や若い人々など、「みんな」にこのDVDを見てもらいたい。
ワープロで私家版づくり―編集・印刷から製本まで
お金をかけず、細部に拘った自家本を作るガイドになる一冊です。
ハウツー物の手軽さはなく地味ですが、基礎を押さえているので流れに沿っていけば出来あがる仕組みになっています。
色々なタイプの製本のし方も紹介されていてより高度なものに進む足がかりになる一冊でした。
自家出版の為に揃えた3冊の中で1番とっつきにくくでも1番使えた本です。
歌姫3~終幕
都会では…と1曲目の出だしを初めて聴いた時、彼女の低音に
ゾクゾクしました。
男性ボーカルの歌を、ここまで見事に、表現できるのは、明菜さんだからではないでしょうか。「歌姫・明菜」は健在です。