愛する人を亡くした人へ ―悲しみを癒す15通の手紙
いずれ訪れるであろう『死』に対し、そのことを想像しながら拝読させていただきました。先が見えない世界であるため不安でいっぱいでしたが、『愛する人を亡くした人へ』は、その不安をあらゆる角度からわたしの心を癒し、不安を取り除いてくれました。
『生』や『死』の意味や、その後の世界もわかりやすく記述され、わたしの気持ちもずっと楽になりました。
また改めて読み直したいと思います。
図解入門業界研究 最新葬儀業界の動向とカラクリがよーくわかる本 (How‐nual Industry Trend Guide Book)
私事、日頃葬儀業界や宗教にはあまり関心が無かったが、本書に手を伸ばしてみた。
急死者の関係者にとり、葬儀業界は付き合う期間が極めて短い。このため裏方までは非常に見え難く、筆者も業界の「情報の非対称性」を指摘している。しかし、実際には大変多くの業者が関わっていることがわかる。
本書では、市場動向や、関連業者や僧侶、関連する資格等について説明しており、業界を知る上で貴重な1冊である。
冠婚葬祭のひみつ (岩波新書)
娘の結婚の時は『式は挙げてくれ』の一点張り。
反面『俺が死んだら葬式はいいから骨は海にでも撒いてくれ』。
厚かましくも、そんなことを平然とのたまう
“団塊の人”にこそ、この本を読んで欲しいと思いました。
派手な挙式や「両親の手紙」に抱いていた違和感の正体も、
葬式代が実際はいくらぐらいなのかも、
長年の疑問がこの本を読んで氷解しました。
世代が若くなっても旧態依然な「入籍」などの名称への疑問、
香典返しをなくすための列席者の心がけなど、
斎藤さんならではの考察や視点がキラリと光る一冊です。