あめふらし (文春文庫)
梅雨時にいい感じの読後感です。
オムニバスなのだけど、全編繋がっています。
『よろず春夏冬中』のひとつとも繋がってる、と思います。
(記憶が曖昧ですが)
独特の湿った雰囲気や、人物、不思議な物語など、
今までの長野作品にありがちながらマンネリを感じさせない
完成度の高い作品なのでは…と思います。
それでも世界は美しい 1 (花とゆめCOMICS)
『この物語は「優しい雨」で出来ている。』
そんな言葉が似合う本だと思う。
「雨の公国」の姫、ニケ。
…望んで嫁に行く訳じゃないw
「晴れの大国(世界征服済み)」の太陽王、リビ(リヴィウス)。
…ちょっと世界に絶望気味。
顔も知らない二人が出逢い、
すれ違いや、危ない目にも遭うけれど、
知れば知るほど惹かれあい、優しい雨が二人を包む。
そんな感じの本。
本の構成は「それでも世界は美しい」読み切り形式3話と
「ナキムシアメフラシ」(読み切り)の計4話+おまけ。
主人公達の心の揺らぎがとても愛しい。ご一読あれ。
AMETORA―雨寅― (ディアプラスコミックス)
表紙の雨音に惹かれて、思わず購入。
依田さんの作品でも
「天然&世話焼き」という構成が、何よりも私の萌ツボを押します。
ダムオタの寅が、いい味出してくれてます。
こんな人が傍にいたら、そりゃ放置できないでしょうね。
その上、好きとくれば…。
女王の雨音が、寅の前でだけは別人だと皆に言われてる姿もGOODです。
「あの人は日本の頭脳だ!!」と言った、雨音の一言が凄く印象的。
素数のくだりとか、全く持って意味がわかんないけど
こーいう世界もあるんだなーと。
ダムにまでオタがいることにもびっくりですが。
絵柄のほんわかの中に、サスペンスばりの要素も入っていて
中々背筋を凍らせる部分もありますが
後味は、悪くありません。
ただ、なんのために幽霊(?)みたいな下りがあるのかダケが、わかんなかったです。
題名の意味もわかって、好きな作品の一つになりました。
是非、この続きを読んでみたい。
夢で逢えたら
Vo.葛西が歌う「いらだち」というか「衝動」のようなもの、
5人なのにカルテットのバンドが紡ぎ出す、どこか懐かしい曲の世界が彼らの魅力。
01. 雨ふらしカルテットのテーマ#1
02. 夢で逢えたら
03. アレコレ
04. 枯れた葉っぱ
05. 黄昏の唄
06. 時計じかけ
07. in the window
08. また明日