MiG-25フォックスバット (世界の傑作機 NO. 83)
日本に非常になじみ深い(?)ソヴィエトの超音速高々度迎撃機。
その誕生から終焉、そしてMIG-31への転身がつづられています。
冒頭32pに渡りカラー写真が掲載されており、眺めるだけで楽しいです。
本機は直線と真円だけで構成されていたと思っていましたが、光や影の映り込みによって意外と繊細なスタイルだったのだな……と今更ながら気付かされました。
コクピットの写真も豊富で西側諸国のそれと比べるて見ると非常に興味深いです。
文章ページは開発から実戦、ベレンコ中尉亡命事件と漏れなく記されており、読み物としても充実してます。
特に技術開発の章には力が入っていて、なぜアメリカが本機を制空戦闘機と誤認したかが主翼構造から解説されており、納得させられます(単純に議会を誤魔化したのではなかった)。
ミコヤン設計局から提供された図版も豊富で、特に降着装置の独自さや、インテグラルタンクの設置の仕方などソヴィエト・ロシア的発想が視覚的にも楽しめます。
驚きだったのが発展型計画案の数々。
リフトエンジン搭載型や可変翼型など、本機の燃費の悪さと、燃料タンクの設置場所を考えると悪い冗談にしか思えませんが、国土が侵されば飛行場が確保できないかもしれない……と怯えていた当時の状況が垣間見え、興味が尽きません。
ビジネスジェット型の計画案も有りますが、こちらはロシアン・ジョークなのでしょうか^^
出版から十年近く経ちますが、依然MIG-25に関して日本語で書かれた最良の書であることには変わりません。
値段も手頃ですし、お勧めです。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリー
架空のアニメ作品の航空機を、既存の世界の傑作機のように
詳細に記した架空世界の航空機解説本。
マクロス好きなあなたにも、最近傑作機シリーズに飽きたあなたにも
お勧めできます。
開発過程から、その運用、搭載ウエポンに至るまで網羅しています。
欲をいえば、開発ストーリーにもっとアクシデントや克服話がでてくれば
よかったですが、そこは公式設定をいじってしまうことになるので、
この程度におさめたのでしょう。
CGとはいえ、画像に人が絡むことが多く、
似たようなシリーズの「マスターアーカイブモビルスーツ ジム」で感じた
無機質感がなく、よい仕上がりになっています。
マーキング紹介も詳細で、これからバルキリーのキットを作る方にもお勧めです。
[ミレー] Millet RADIKAL PRO
these are the boots id been waiting for. good to about -20, light, low volume toe, non-absorbent, narrow fit. sort of an alpine boot on the way to a speed boot.
the ridgidity of the boot impresses me, with the upper being more shell-like, and the amount of rubber making for it keeping its shape well.
the sole is nice sticky stuff and has suprising smearing capacity.
things i dont like;
- sole pattern could be improved with a dedicated edging zone along the inside front.
- the water guard over the tongue is just the right length to get in the way and be pointless unless fiddled with.
- for some unknown reason they dont have the heel cup pads almost every other boot on the market has.
- they dont breath much which is an issue when it warms up/drytooling
ミグ25事件の真相―闇に葬られた防衛出動 (学研M文庫)
現実の脅威を認識できず、政争にあけくれるダメダメ最高指揮官 (クリーン三木は頭もクリーンだったのか……) と、脅威を認識するからこそ正式命令なしに独断専行する自衛隊。 きちんとやれる最高指揮官が過去に何人いたか、を考えると、同様の状況はいつ発生してもおかしくない。 最高指揮官が現東京都知事的だと、それはそれで別の意味で問題だろうけど。
自衛隊のあり方、日本のあり方を考える上で必読の一冊。
1/72ミグ25 フォックスバット
ベレンコ中尉亡命事件で有名な、旧ソ連の高高度迎撃機です。かなり古いキットですがさすがは飛行機のハセガワだけあって、ソ連機の直線的で無骨なラインがよく再現されています。パーツ数もそれほど多くないので、ストレスなく組めます。胴体上面のモールドはちょっと控えめなので、彫り直すと雰囲気が良くなります。