ソロ・トロンボーン
息子がトロンボーンを吹いているので、何の気なしに買い求めました。聴いてビックリ、トロンボーンが本当は美しい音色を奏でる楽器だったことを、はじめて知りました。吹奏楽、オーケストラ、ジャズ、いろいろ聴きましたが、トロンボーンという楽器を再認識するにはもってこいの一枚です。ピアニストの奥様との息もピッタリです。本当によいですから、是非お聞きください。
オフィチウム
ノルウェーs出身のヤン・ガルバレク(sax)と、英国のヒリヤード・アンサンブル。ともにECMレーベル所属という縁から、93年に初のコラボレーション作『オフィチウム』の録音を果たした。
古楽とジャズ即興の融合から生まれる独自の音響美で好評を博し、クラシックやジャズにとどまらない、ジャンルを超えた音楽を作っている。
グレゴリオ聖歌ベースに展開される、アンサンブルの静粛さに ガルバレクがテナーとソプラノサックスで独特のソロやアンサンブルとの綺麗なハーモニー作られている。ガルバレクが好んだやわらかいサックスの音色は人の声に似た性質をだしている。グレゴリオ聖歌の透明で厳かで隙の無い完成された宗教音楽にサックスが入ったら どんなことになるかが?聞き所。
自分的に びっくりしました。あまりにもすごすぎて。。
サックスが上手い下手なレベルをはるかに超越して、新たな世界を作り上げるのが脅威的なレベル。
カウンターテナーの世界
ブックレットにはカウンターテナーの歴史的経緯から出演者の
簡単なプロフィールまで、比較的詳細にまとめられていて、初
めての方にはとてもわかりやすいと思います。
何よりもお薦めなのはいろいろな演奏者の録音が入っているこ
とで、カウンターテナーの発声の違いというか、色の違いがよ
くわかることです。これでお気に入りのアーティストを見つけ
てCDを探すのもいいかも知れません。
テノールとの二重唱や、テノールの歌ったカウンターの曲など
も入っており、その辺りも興味深いところ。個人的にはアサワ
が入っていないのが惜しいです。アサワは別に買いましょう。