Highwire Act Live in St Louis 2003 [DVD] [Import]
ディキシーチックスのレビューで初めてリトルフィートの名を知り、興味を持ち、このDVDの皆さんのレビューを見てなんか楽しそう!! 観客がビール片手に盛り上がるライブなんて!!是非観てみたくて購入。 うーん、何だ・・・!!?? インストルメンタルが売りか・・・? 四人くらいソロを歌うがジャンルが違う!! The classic jam band LIVE with Let It Roll Feats Don't Fail Me Now Time Loves a Here and other timeless classics.と書かれたステッカーが貼ってあったが、いくらジャムバンドとはいえ、これだけジャンルの違う曲をやられては、嫌いなのを飛ばし観するしかなくなりますよ・・・?? 彼らってこういうバンドなの? なんでもあり? だれか教えて!! LITTLE FEATってバンドは メインジャンルは何・・・?? しかし、音質はdts収録、実に立体感が有り、リアスピーカーのまだ後方から聞こえてくるワイドさ。画面はスクイーズ収録と、輸入盤ライブでは数えるほど珍しく、さすが、'03ライブ!! 全曲、好きになるしかないか・・・???
Rock and Roll Doctor: Lowell George : Guitarist, Songwriter, and Founder of Little Feat
これは、独創的なスライドギターをトレードマークとし、ユニークな楽曲を作りつづけ、リトル・フィートを創設した男、ローウェル・ジョージの伝記です。
内容は、ハリウッドで生まれ育った幼少期から、1979年、突然の心臓発作で他界した後、バンドのメンバーらによって「Down On The Farm」や「Hoy-Hoy!」がまとめられた頃までとなっています。
一読して最も印象づけられるのは、ローウェルは楽観主義者だったのだなぁ、ということです。後年、ローウェルは、ドラッグに、女に、そして過食へと急速に傾斜して行きました。その原因はどうも、弱さだけでなく、(ま、なんとかなるだろう)とでも言えそうな、根拠のない楽観主義的思考回路にあったのではないか。物語を読み進むにつれて、そのように思えるようになりました。
1960年代後半~70年代前半は、アメリカの若者たちにとって、決して平穏な時代ではありませんでした。世を悲観しがちな人々にとって、同様の不安を抱えた西海岸のミュージシャンにとって、そのようなパーソナリティをそなえたローウェルは、とても魅力的に見えたのだろうと想像できます。
しかし、ベトナム戦争も終わった70年代後半になると、新参者の楽観主義者が巷にあふれ始めます。これと並行するように、ローウェルのカリスマ性みたいなものも薄れ、次第に孤独に陥っていったのかもしれません。
物語中、家族やバンドのメンバーらだけでなく、そうした仲間たちの言葉を数多く引用されていますので、彼らの言葉から、ローウェルの内側の変化をのぞいてみるのも面白い読み方かもしれません。
また、著者は、アメリカ人以外の、また、若い読者にも若干ですが気を配ってくれていて、当時の世情や文化の変遷みたいなことにも言及してくれています。ですから、物語の背景を予備知識として持っていなくても、違和感や疎外感を感じないで読みすすめられると思います。
巻末には、ローウェルが関わった他アーティストの作品についての紹介が載っています。ファンにとっては、資料としても興味深いのではないでしょうか。
Little Willies
あいかわらず、聴く者の心をとらえて離さないコケットリーと、しなやかな力強さにあふれている。もうひとりのヴォーカリスト、リチャード・ジュリアンも渋くて魅力的。
全体のサウンドはけっこうラフに作られているが、その辺もあいまって、この人たちが本当にカントリーを好きなことがよく伝わる出来だと思う。
ハンク・ウィリアムスの(2)は、ザ・バンドを思わせる音のきしみを感じさせる、いい仕上がり。
プレスリー(リーバー&ストーラー作)の(3)は、ノラの歌も素敵だが、ジョン・ドライデンのオルガンが実に良い味を出してます。
ウィリー・ネルソンの(8)では、ジム・カンピロンゴが快調にギターを弾きまくっており、ごきげんです。
(9)は、リチャード・ジュリアンのヴォーカルに魅力があり、グラム・パーソンズとエミルー・ハリスのヴァージョン(アルバム『GP』に収録)よりもいいと思う。このニガくてセツない曲は、アメリカの男たち(女たちも?)の精神的な原風景を見事に写しているような気がするが、いかがなものだろうか。カントリー・ソングの典型的なパターンといえばそれまでですが。
その他のカヴァー曲も、メンバーのオリジナル作品4曲も、それぞれ魅力的だ。
ニュー・ヨークのミュージシャンたちが、ノラ・ジョーンズと一緒に作り上げたカントリー・ポップスとして、冷ややかにとらえる向きもあるようだが、そうした見方を超える力強さと親密な魅力を持つ作品であり、時の流れに耐えて生き残る、いいアルバムだと思います。
国内盤はCCCDなので、購入するなら、こちらのUS盤がおすすめです。
Little Feat : Rockpalast Live [VHS] [Import]
ロウェル・ジョージ在籍していて最高のライブ・バンド時代のリトル・フィートのライブ、悪かろうはずなし。でも、当時、バンドは結構に詰まっていて、ジャズ・フュージョンに傾倒している(スティーリー・ダンとか、マイク・マクドナルド参加後のドぅービーズと一緒)他のバンドのメンバーが盛り上がってるところでは、ロウェルは結構白けてる。タバコすったり、水、飲んだり。最初はマイクのPAもよくなくて、リードのロウェルの声よりハーモニーのリッチー・ヘイワードのテナー(上手いのでびっくり)の方がよく聞こえたりして。
でも、後半は少し、というかだんだんロウェルも本気出してきて必殺スライド聞かせます。オリジナル・フィート以前、マザーズ時代と前後してライトニング・ロッド・マンでサックスまで(尺八勉強してるんだから)やってるロウェルにとって、何が今頃ジャズだって感じだったのだと。
小指のスライドは必殺。高音は、気印ですね。おまけのやせてた頃のロウェルがやるコールド・コールド・コールド(ヘロが切れたって意味)の演奏のスライドはすごいし、この頃は明らかに彼のバックバンドって感じだったんだけど。オリジナル・マザーズのロイ・エストラーダがいた4人時代の映像が見たい。
スライドって言うとアメリカじゃまず、デュアン・オールマンって話になる湧けど、彼がアワー・グラスでロスにいた頃、這うりん・ウルフのナンバーをやるタジ・マハールを見てスライド始めた。タジのバンドにいたのが、ライ・クーダーとジェシ・エド・デイヴィス。その元は結局、ザッパとビーフハートに戻っちゃう。イギリスのブルースとアメリカの白人ブルースは背景が違う。
Featuring Norah Jones
久しぶりにノラ・ジョーンズのCDを買いました。
正直輸入盤と迷いましたが、ボーナストラックが気になって国内版を購入。
結果大正解。
最後のワイクリフとの曲は絶品です!
こんなにキラキラとした曲は今までに聴いたことがないです。
アルバム全体としてもバラエティ豊かでまるで映画のサントラを聴いているように感じます。
でもちゃんとまとまりがあって満足感が高いです。
「自由時間」で「幸せな時間」が味わえます!