スーパーロボット主題歌BOX+
さすがはテレビまんが主題歌の王様カンパニー、
日本コロムビア!。この平成不況にロボットアニメだけで
6枚組のCDボックスを発売してしまう!。
英断と言おうか、ファン泣かせと言おうか。
私は別の意味で泣く事になるのだが。
年代順に並べられた作品群は圧巻ではあるが、
挿入歌が入っている作品、
挿入歌のまったく未収録な作品、
挿入歌が一部収録の作品が混合している。
そんな中でも異例を放っているのが、
この商品の超目玉である、
「UFO戦士ダイアポロン」の主題歌・挿入歌のほぼ網羅。
「ほぼ」というのは、当時発売されたLPレコード中、
「ダザーン総統のテーマ」と
題された曲がインストのみだったため。
(隠しトラックとしてでも収録してほしかった…)。
それ以外の9曲を収録。
ただ、貴重な初CD化ではあるが、
主題歌以外は、
「ロボットアニメの燃える曲」としてはいささか物足らず、
懐かしき昭和時代の「テレビまんが」であった。
期待していた別冊解説書は、
作品データ皆無、1枚の図版すらない・・・。
ただ、そこには歌詞が掲載されているだけ。
このページをご覧くださっている皆さんにとっては、
各作品についての解説など釈迦に説法ではあろうが、
やはり味気ない事は否めない。
繰り返すが、ここを覗くようなファンの方々は、
このBOXの90%がダブリ曲となってしまう。
それを覚悟のうえで、
価格的にもリーズナブルな商品ではあるので、
ご購入の検討をされたし。
そして、初期発表案にあった「ヒカリアン」未収録が惜しい。
超合金魂 GX-41B ブラックライディーン
さてみなさんお待ちかね。
ブラックライディーン、略してブラクラ。満を持しての登場です。
玩具という商品にとって最も大切なものは何か。実はパッケージデザインなのです。
このデザインには商品の見せたいポイント、また隠したいポイントが如実に顕現されるのです。それではパッケージ表面をご覧ください。ブラクラの上半身しか写っていませんね。
これは評判の悪い、ライの流麗なAラインをぶちこわす金モールを隠すためです。
ゴッドゴーガンが根元付近でフェイドアウトしてますね。
よく目を凝らしてください。ゴーガンの取り付け方向が上下逆です。
股間と兜にハイライトを当てて煩い金ぶちをとばしてますね。
そのかわり鏃の十字光を強烈な金輝にして視点をこちらに誘導しています。
なにか高級なイメージがただよっていますね。苦労してます。
“BLACK REIDEEN”のロゴが金押しでお金がかかっていますが
右上の安っぽい「超合金魂」のロゴが目立ってぶちこわしです。
「漆黒の翼。」というコピーもゴッドバードの写真が小さくて意味不明です。
パッケージデザイナーがかわいそうです。コピーライターはよく反省してください。
では裏面に参りましょう。
ゴッドバード裏面の画像がありません。
あたりまえです。あれだけ自己主張の激しい金モールがこの裏面には一本もないのです。
とてもお見せできる代物ではありません。それどころかブラクラ本体も背中や腕の内側には装飾はほとんどありません。「このほうがよくね?」というツッコミはなしです。
したがって飾る場合には上体をねじってゴッドブレイカーを天高く掲げるといいでしょう。
視点が銀の両刃に集まって身体中の金モールの印象が薄くなります。御神体や神鶏状態にすると秀吉の茶室のようで非常にお下品になりますのでお気をつけください。
☆みっつはみなさんの評価とパッケージデザイナーのお疲れにプラス1です。
ではみなさま。たのしいブラクラライフをお過ごしくださいませ。
メカニックコレクション ライディーン
2002年の発売時に購入しなかったのですが
真マジンガ―版のマジンガ―Zと合わせて購入しました。
プロポーション・可動範囲やオプション(左人差し指のハンドパーツはグレートマジンガ―
に流用することができます。)等さすがに10年前の物ですから後に発売された
超合金魂版やスーパーロボット超合金版の同じ商品と比べたら見劣りするところも
ありますがゴッドバードに変形する点などを価格と考慮したらそれに見合った物かと思います。
それから余談ですがこのシリーズは、マジンガ―Z・グレートマジンガ―・ライディーン
・ゲッターロボの価格が値上がりしています。初回価格1500円→2006年以降の現在価格2000円です。
これらは、フレームを組み込んで作る特別な構造をしていますのでそれが影響しているかもしれません。
高いか安いかは、考えるのは、購入を考える方次第と思います。
ゴッドバード① (CR COMICS)
本書、「ゴッドバード」著者 長谷川裕一氏はコミカライズ作家としても名高く、オリジナル版以上に愛された「飛べ!イサミ」のような傑作も執筆しているが特に氏の活躍目覚しいのは「ロボットアニメ」のジャンルである、なにしろ「鉄人28号」「マジンガーZ」「ガンダム」という日本のロボットアニメの最重要作品群にコミカライズ作家としてかかわり、他にも「コンバトラーV」や「ダンクーガ」等、歴史に名を残す傑作郡にも健筆をふるった、
そんな氏の作品の特徴は幼げでいてエロテックな少年少女とあまりにも正統派で王道のストーリィ展開にある、本作「ゴッドバード」にもその氏の特色たる精力的なエロスが溢れ、かつて子供としてロボットアニメを見ていた35年前の男の子達の妄想をそのまま描き出したような荒削りな画面には氏の内的宇宙の爆発を感じる、荒々しさは氏の魅力であると共に欠点でもあり、本作も漫画作品であると共に夢の絵コンテでもある、ロボットアニメ世代の妄想は本書を読む事によつて満足するのではなく、更なる展開を求めてしまう、いわゆる生殺し状態に陥る。
本作のヒロインたる少女とその友人達の描写には「プリキュア」シリーズの影響が色濃く、プリキュアの成人視聴層がかつてのロボットアニメ世代と重なることとあいまって、「この世代がアニメに何を求めているかの示唆」であるようにも取れる。
なんにしろこの「モヤッとした感情」を満足させる為には長谷川氏の一連の作品を原典の声優たちが存命のうちに、(残念ながら市川氏はじめ、他界された方々もいらっしゃるが、、、)アニメ化する以外に無い、業界の方々はいつまでも長谷川氏をロボットアニメ世代の男の子達の妄想の具現化のはけ口のような使い方に終始せず、本気でクリエイターとしての彼の資質を信じてアニメーション展開を目指すべきである。
本作を過去への執着の生み出した物という認識から、今を、そして未来を再び切り開く「スーパーロボット」の希望の力の体現作であるという認識に改めることが出来たなら、出版界、アニメ界に新たな風を送り込むことが出来るのだ。
REIDEEN (ライディーン) Vol.1 [DVD]
第一話、第二話では導入のための説明は最小ですので、情報不足に不満を覚えるかもしれません。シナリオ構成は結構良く出来ています。スローなスタートですが、第一話から主人公はライディーンを操縦します。
3Dのメカアクションは違和感があり重量感を出すためかスローです。2Dの背景に3Dなのでしょうがないかもしれませんが、成功していません。
2巻以降に期待して★★★★です。