50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社プラスアルファ新書)
素晴らしい書である。健康関連書籍で久しぶりの名著である。
著者は「ゴボウ茶」による健康法で有名なので、ゴボウ茶のことばかり書かれているのかと思えば全くそんなことはなかった。
どれほど医学が発達しようが人の寿命は120歳位が限界であるという理論に始まり、生活習慣病と呼ばれる病気を中心にその原理を素人にも分かるように解説されている。
癌を含め、その病気の多くは「不摂生」による体の防衛本能であるという理屈がストンと理解できる。そしてそれらの病気を予防する健康法が具体的に記されている。
よくあるハウツー本かと思っていたが、評判が良いので一応期待せずに読んでみた。結果、良い意味で裏切られてしまった。
文字数も少なくすぐ読めてしまうが、内容が薄いなんてこともない。著者には相当な文才があるのではなかろうか?
新書なので、価格も安い。もちろん人により好みはあると思うが、一読の価値アリとお勧めする!
20歳若く見えるために私が実践している100の習慣
著者の本は2冊読んで、内容が重複していたのでこの本は本屋でパラ読みしました。
目次と大項目を読めばだいたい内容はわかります。
ひとつに気になったのが
人間の歯の数「元々は28本だったが、顎が小さくなって4本減って、今は24本」とありますが
「32本だったのが、顎が小さくなって親知らず4本が退化し今は28本」の誤りでは?
ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」
呼吸、姿勢、腕の使い方、歩き方の4項目について、あるイメージをしながら行うと効率よくできるようになるというものです。それぞれ簡単なイメージで、やってみると確かに効果は感じられます。ただ、「一度理解した正しい認識は生き続け、本人が意識し続ける必要はない」として副題に「知るだけで体が改善する……」と書いてあるのですが、やはり知るだけでは無理で、イメージを意識し続ける必要があり、その点は他の姿勢矯正法と同じだと思います(矯正のためのエクササイズみたいなものはありません)。知るだけで改善するなら、やってみようとさえ思わなくてよいということになってしまいます。書いてあることには納得でき、効果も感じられるため、意識し続ける必要がなくなる段階を目指して、イメージを意識し続けてみようと思います。