HAPPY CHEESECAKE season recipe
ここ数年で付録つきの本が増えて、なかには使いづらいものや
ちゃちなものもありますが、このシリーズはすごくイイ!
ちゃんとデパートで売られているようなスチール製の型で
しっかりしているし、サイズも家族で食べるのにちょうどいい。
角型で、底が抜けるタイプのものってなかなか見かけないので
そこも買ってよかったなと思いました。
もちろん本のほうもかわいくて、ちょっぴりデコレーションが
難しそうなものもありますが、コツが丁寧に解説されているなど親切。
レアチーズもベイクドも載っているから、いろいろ楽しめそうだなと
思いました。
クリームチーズの「フィラデルフィア」とのコラボ商品
(パッケージや型にロゴが入っていました)という点でも
信頼できるかな〜と思います。
ベスト・ピアノ100
私もそうでしたが、ピアノ曲を気軽に楽しむのに大変お勧めです。
100曲でこの価格は、リーズナブルだと思います。
何か聞いたことあるあの曲、気に入ってるんだけど、誰の曲かもわからないし、、なんていうときに、これを聞くと、お気に入りの曲が見つかるかもしれません。
音質については人によって良し悪しの解釈があるとは思いますが、気軽に楽しむには十分だと思います。
ラフマニノフ:自作自演~ピアノ協奏曲第2番&第3番
最初に書くが、1〜3番はこのラフマニノフの演奏が「完璧」だと思う。
初めてこの演奏を聴いたとき、「私の求めていたものはこれだ!」とわかった。
これ以上ないくらい甘ったるいメロディのはずの曲が、自己陶酔のかけらもなく、
クールに、しかし情熱をもって演奏される。
テクニックを見せつけるようでいて自分を客観視しようとしているのが感じられるような
作曲家兼演奏家の類を見ない芸術がここにある。
特に2番と言えば、アシュケナージのロマンティックな演奏やリヒテルのおどろおどろしい
までの演奏が、一般の聴衆がこの曲に持っているイメージに一番近いのではないかと思う。
後世のピアニスト達がとことんロマンティクな演奏をしたことによって、
この曲の評価が高まったことについては否定しない。
しかし、本来ラフマニノフが作った曲は、彼自身の演奏によって表現されている。
これだけ甘いメロディを、いともあっさりと、さらっと弾き流してしまう。
思わず「Cool!」と言いたくなるような演奏。
かつてミケランジェリは「完璧な1〜3番はラフマニノフ自身が残している」と言って
4番のみ録音したそうだが、確かに4番以外はラフマニノフが演奏したこの盤が
「これ以外にない」完璧な演奏だと思う。
(4番だけはミケランジェリに軍配が上がるだろう。)
好みは人それぞれだが、ラフマニノフ=甘ったるい曲、というイメージで好きになれない人や
「何か違うんだよな〜」という違和感を抱いている人は、ぜひ一度聴いてみてほしい。
私はリヒテルも好きで、気分で聞き分けている。
最初に「完璧」と書きましたが、もちろん「完璧」以外の演奏はたくさんあります。
念のため。
ルイス・カーン―構築への意志 (建築巡礼)
作品をつくるごとに解決すべき新たなテーマを掘り起こし、そのテーマについての思索を深めていく、それが更なる創造の源泉となっていく。「このバスハウスの完成後、私は、他の建築家からインスピレーションを捜し求める必要がなくなった。」というカーンが次々と新たなデザインを生み出していく過程と、思考の変遷が年代順にわかりやすく述べられている。カーンの考察が一つ一つの建物にどのように表現されているかがきれいな写真とともに具体的に詳しく解説されており、カーンの格好の入門書である。これを読んで、さらに、カーンの語った言葉を読みたくなった。
メジャーリーガーの女房 ~ヨメだけが知る田口壮の挑戦、その舞台裏~ (マイコミ新書)
飾り気のない語り口と、ユーモアのあるオチで田口壮選手のメジャー日記は書かさず読んでしました。彼の著作も3冊とも愛読しましたが、「なんとかなるやろ!」と笑って耐えたアメリカの野球生活はこんな奥さんが居たからやり通せたのだと、あらためて感じ入ったところです。
メジャーリーガーの奥さんという華やかな表舞台はその生活のほんの一部で、マイナーとメジャーを行き来する夫を支えながら、お互いの家族をフォローし、異国の地で子育てもしていく、並大抵のバイタリティではやっていけないことを文字通り“悪戦苦闘”でこなしていきます。そして残念なことに、頑張りすぎが心の病という形で彼女の身に返ってくることになるのですが、今度は夫や周囲が彼女を支えてきます。
本当は重いストーリーにもなりかねないのですが、お互いの人柄とバツイチ同士の“大人の夫婦”と言うこともあって、決して明るさを忘れず前を向いていく二人は本当に素晴らしいと思います。周囲の人々、そして多くのファンを引きつける彼女たちに幸あれ、です。