ユーロアーツ ドキュメンタリー ピアノ、その300年の歴史 [DVD]
ピアノの歴史を概観する場合,『カラー図解ピアノの歴史』(河出書房新社)にしろ,『ピアノはいつピアノになったか』(阪大リーブル)にしろ,チェンバロから始まってヨーロッパのピアノの変遷をたどるのが常ですが,この番組は後半はアメリカのピアノに焦点が当てられています。当然、スコット・ジョップリンのラグタイムやジャズ演奏におけるピアノについて触れられているのが特徴で,その分、前半は物足りない内容になっています。最後は日本のヤマハにスポットが当てられていて、ピアノ及びピアノ音楽が本家本元のヨーロッパから始まったものの、アメリカで発展し,いまや日本を経てアジアへ進出している歴史が語られています。
ムソルグスキー:展覧会の絵
なんと完成度の高いすばらしい演奏だろう! 神童、天才少年の名を欲しいままにしてきたキーシンは、他の何物をも寄せつけない21世紀の無敵の大ピアニストへと変貌を遂げつつあるとこれを聴いて感じました。 その圧倒的に精密な演奏技巧と従来では考えられなかったダイナミズムばかりでなく、その的確な表現力と高度な音楽性は現代最高のピアニストのひとりと言ってさしつかえないでしょう。「展覧会の絵」だけでなく、ブゾーニの編曲によるバッハの有名オルガン作品「トッカータ、アダージョとフーガ」とバラキレフの編曲によるグリンカの「ひばり」も絶品の出来栄え。録音も見事だ!スタジオ録音ならではの音響条件の優秀性が、強大な低音から繊細なピアニシモまで、いっそう魅惑的に聴こえてくるではないか! 心から感動した!
キーシン・ライヴ・イン・ジャパン1987(DVD付)
1987年のこのコンサートを、ラッキーなことに生で聴いていました。
当時まだ自分は若かったので、キーシンの繊細さ、表現力の豊かさを感じ取ることが出来ず・・・改めて、見て感動しました!
(特にDVDは必見)
昨年10月〜11月にサントリーで「40歳を祝うバースデイコンサート」もありましたが、あの少年がこうなったか・・・という感じでしょうか。
今後も楽しみなピアニストです。
世紀のピアニストたちの共演~ヴェルビエ音楽祭&アカデミー10周年記念ガラ・コンサート・ライヴ [DVD]
以前NHKのBSでも放送されたヴァルビエ音楽祭のライブDVDです。出演者はレイフ・オヴェ・アンスネス、ニコラス・アンゲリッチ、エマニュエル・アックス、エフゲニー・キーシン、ラン・ラン、ジェームズ・レヴァイン、ミハイル・プレトニョフ、スタファン・シェイヤ、ミシャ・マイスキー、ギドン・クレメール、今井信子と豪華絢爛。
収録曲は全10曲ですが、中でも8台のピアノで奏でるワルキューレの騎行(ワーグナー)やくまばちは飛ぶ(リムスキー・コルサコフ)は圧巻です。
内容は五つ星ですが、国内版はまだまだ高価なので四つ星にしました。輸入版(ASIN: B0002YJ29O)もRegion Allなので日本のDVDプレーヤーでかかります。さらにボーナストラックの練習シーンや解説は日本語の字幕が選べて、国内版と大差なく楽しめて価格は2/3ほどです。これからご購入の方には輸入版がお勧めです。