奈良おさんぽマップ (ブルーガイド・ムック)
遷都1300年で盛り上がりつつある奈良。そのイベントガイドもあるけれど、なんといっても、街並みや名所付近をブロック分けして、通りに並ぶお店や建物の名を網羅してくれているのが心強い! ありがたい! ここからここまでは歩いて何分、という目安も書いてあり、さらに同じ地図が、名所などの見どころと、買い物や食事の注目の店の二つに分かれているので、計画も立てやすい。
しかも全ページカラーで、奈良市内はもちろん、山の辺の道、吉野、當麻まで完全網羅し、料金表示などは2010年1月という最新版で500円とは! 奈良旅行の最強のガイドブックになりそうです。
斑鳩 IKARUGA (Dreamcast)
超美麗な映像、かっこいいBGM、これ以上はもはや好き嫌いの問題でしょう。ただしシューティングをあまりしない人にとっては激ムズです。しかしそれすら克服しようかと思ってしまう程の演出の素晴らしさなのですが・・・
隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)
30年ほど前に発表された梅原氏のこの法隆寺論は日本史、建築、美術史等々のジャンルを総動員して法隆寺の全体像に迫る試みであった。その結論は聖徳太子の怨霊が法隆寺に封じ込められているという、驚天動地のものであった。
同時にかれはみずからを哲学者と位置づけ、反論するなら揚げ足取りではなく、全体像をもって反論せよ、と表明していた。その言やよし、である。
多くの読者はかれの熱気に圧倒され、とくに当時の若者層は結論をそのまま信じこんでしまったようだ。学者間で評判は芳しくなかったが、正面切っての反論はなぜか回避されてきた(触らぬカミにタタリなしと、著者のパワーを恐れたか?)。かれの影響力は各界におよび、その結果、文化勲章という快(怪?)挙にまで至る。学者のふがいなさは今に始まったものではないが、この間、怨霊説は浸透し、いまなお信じている人も多い。
全体像を求めるかれの姿勢そのものは今も評価されようが久しぶりに再読し、思い込みに基く推論、それがあれよあれよという間に次々に断定に変わってゆく強引さが目についた。もちろん読者がその熱さをよしとし、酔うのは自由だ。しかし面白ければそれでいいというのでは思考停止、知の衰弱であり、著者も望まないはずだ。結論に関していえば、建築用材の伐採年など近年、明らかになったデータなどに照らしても、重大な疑問点があるのである。というか、そもそも論の出発点を疑う必要があり、再検討が求められる。
最近、梅原説に触発され、かつ氏とは別の角度から、全く新しい法隆寺の全体像が建築家によって打ち出された(武澤秀一『法隆寺の謎を解く』ちくま新書)。梅原説は“引き金”となることにより、この有力な新説の誕生に貢献している。十分に触媒の役割を果したのである。哲学者・梅原氏としても望んだところであるはずだ。併読されるようお勧めしたい。
乱れ咲き
OPテーマの「乱れ咲き」はめちゃくちゃ熱いロック調の曲になっています。
曲のかっこよさもさることながら声優陣の歌唱力の高さにも驚かされます。
OPテーマは公式サイトで見れるムービーで一部聞けますが、
EDテーマ「真影」はWebラジオでも流してないので初出ではないでしょうか!(9月1日現在)
OPテーマとは違いゆったりした曲になっています。
閃乱カグラファンのみならず声優ファンにもお勧めできます!
斑鳩 IKARUGA (GameCube)
こんなに2Dシューティングにはまるのはいつぶりだろうか?
自機と敵機、そして敵と自機の放つ弾にそれぞれ「白」と「黒」の属性があり、自機と同じ属性の「敵弾」なら、当たっても良いし、かつ「力の解放」パワーゲージが貯まり、これにより「力の解放」(ホーミングレーザー)という強力な攻撃をすることが可能。この属性を利用し、「自機の退路を確保するため、あらかじめ率先して(同属性の)敵弾に当たっておかなければならない」という、なんというかシューティングゲーム一般の「避ける」事とは全く逆の発想が新しいし(古い例えで悪いけど、「ゼビウス」で「パックマン」をやってる感じ。「ゼビウス」のあの要塞から放出される弾幕を「パックマン」のようにあえて拾いまくる感覚。もちろん敵や他の弾は避けながら)、何よりそれについて様々な計算をしつつ(瞬時の自機の切り替え判断など)、自機を操作する過程も新しく、なおかつ楽しい。
自機と敵機が違う属性なら、与える攻撃力が倍、さらに「同じ属性の敵」を3機続けて撃破すると、コンボが発動し、以下同様のコンボを「白黒白黒・・・」と交互に続けると、「チェーンコンボ」としてボーナス点が倍になるパズルゲーム的要素もあり、さらに考えさせられながらプレイする羽目に。でも、これも楽しい。
世界観もさすがは(あのN64「罪と罰」を開発した)トレジャーだけあって、和風な設定、全て鳥の名前のボスなど凝りに凝りまくっているし、その緻密な設定による演出(ゲームは2Dだけど、背景などの演出は3Dです)も、敵機はもちろんステージ背景も含めて必見。思わずプレイを忘れて背景だけ見たくなることも(そのかわり即死だが)。
GC版の特典としては、親切なチュートリアルと一度クリアしたステージに関しては、参考などのため、色々な目的のためのデモプレイムービーが用意されていること。中には、はっきり言ってこんなプレイできるか!というような神プレイも含まれているが(笑)、ネットランキング上位の人は普通にやるんだろうなぁ、などと思い、挑戦意欲がさらに増す。
欠点は、アーケードの忠実な移植を意識しすぎたためか、テレビ画面では文字が小さすぎて、非常に読みにくいこと。これくらいはテレビゲーム向けのアレンジをしても良かったんじゃないかなあ。
難度はEASYでもかなりの歯ごたえだから、シューティングが苦手な人には薦められないが、シューティングの腕に覚えがある人は絶対にプレイしないと、後で後悔しますよ。