Original Album Series: Aztec Camera
80年代を再考するにあたって、この5枚組でまとめて聴きました。いわゆる”ネオアコ”。90年代の日本で流行った”渋谷系”の原点だと思われます。日本人に受け入れられやすいPOPサウンドです。
坂本龍一がプロデュースした作品もあり、全体的にきっちりと作り込んだ音楽です。
「おしゃれ」な感じですかね。
Walk Out to Winter: Best of
Music Clubレーベルの編集盤は見つけても普段は見向きもしないのだがアズテック・カメラとなれば話は別。
初の2枚組みでもあるし購入することにした。見れば"RHINO"のマークが、これは期待できる。
デビューの"HIGH LAND, HARD RAIN"から95年の"FRESTONIA"までのWEA時代からの編曲でマイナーレーべル、つまりRODDY FRAMEになってからの
曲は含まれていない、ブックレット写真の表紙と裏表紙を見るとそれが判るようになっている。
99年に公式ベスト"BEST OF AZTEC CAMERA"の拡大版と考えればわかりやすい、90年代からのチョイスが少ないのはまあ仕方が無いところか。
注目すべきはレア・トラックでアズテック・カメラの場合オリジナルアルバム未収録のレア・トラックは以下の三つに分類される'A ライブ・テイク,'Bヴァージョン違い,'C カバー曲、そしてこの編集盤はCにこだわった編集がされていDISC-1の9,18, DICS-2の14,16,18の5曲がそれである。
ただし5曲ともわが国が94年に出した名編集盤「カバーズ・アンド・レア」に収録されているのでお持ちの方は珍しくは無い。
何年前か忘れたがRoddy Frame 名義で雑誌の付録CDでビートルズのカバー「イン・マイ・ライフ」をやっていたのだがなんとそれを収録して欲しかった・・・無理か、AZTEC名義でもないしなあ。
結論:一枚物のベストから次へのステップとしては好編集盤、全部持ってて前述の「カバーズ・・・・」も持ってるなら要らない。
隠し味あり:CDを取り外しバックインレイの内側にはあの"OBLIVIOUS"の12インチシングルにジャケ写真があしらわれていて
そばかす美少女との再会できるので当時からのファン、アナログを手放したファンはぜひ購入を。 お値段もお求め安いです。