モリッシー&マー 茨の同盟
この本に興味のある方は既にモリッシーとジョニーマーに興味のある方たちだろうと思うが、この本にて、彼等の存在が自分にとって何なのか、漠然としていた答えが明らかになるかもしれない。
スミス時代はもちろん、知られざるモリッシーの過去や、両親の離婚、姉の恋人に対する嫉妬心、友人の死、ほとんど登校できなかった学生時代、シリアスな事もあれば、モリッシーらしくとてもユーモアのあるおもしろいエピソードも多い。
実はモリッシーは運動神経が抜群だったなど、おおよそ想像のつかないモリッシーがかかれている。
ピアノ、ギター、サックス、あらゆる楽器に手を出してはどれもものにできなかった少年が、自分は歌えるのだという事に気付き、ジョニーマーに出会いそれまでの事を鮮やかに乗り越えてゆく様は感情移入無しには読めないのではないか。
モリッシーの事をどうしようもなく愛したくなってくる。
声、才能、それを愛してしまいたくなるモリッシーの武器はこれなんだと思う。
スミスやモリッシーファンならば誰もが知りたいであろう10代のモリッシーがここには描かれている。
ちなみに少年時代のモリッシーやジョニーマーの写真も掲載されている。
グレートロックシリーズ/スミス:モリッシー&マー全曲解説 (グレイト・ロック・シリーズ)
スミスの全アルバム、モリッシーのソロの曲を一曲一曲
詩のテーマ、サウンドの影響下にあるもの
レコーディング時のアレンジの説明、
曲によって巻き起こった騒動など詳しく書かれている。
特にモリッシーの詩が何処から来ているものなのかが
詳しく言及されている点は初めて知るものが多い。
ジョニー・マーのソロワークスに関しては
情報が少なく物足りない。
Ufc 52: Randy Couture Vs Chuck Liddell [DVD] [Import]
Mike Van Asdale VS. John Marsh
Joe Doerksen VS. Patrick Cote
Joe Riggs VS. Ivan Salaverry
George St.Pierre VS. Jason Miller
Travis Lutter VS. Matt Lindland
Matt Hughes VS. Frank Trigg
Renato "Babalu" Sobral VS. Travis Wiuff
Randy Couture VS. Chuck Liddell
かなりの当たり大会。好勝負連発で、かなり楽しめる。
表のメイン、ウェルター級タイトルマッチと、ライトへヴィー級タイトルマッチは必見。
特にウェルター級のタイトルマッチは奇跡みたいな試合になります。
裏メインは2つ。
ひとつは崖っぷち同士のCote vs Doerksenの試合。
負ければUFCから転落してしまう者同志の鬼気迫る試合が展開される。
試合後の敗者の頭を抱える様子と喜ぶ勝者の差が残酷なほどに出た、好勝負だった。
もう一つの裏メインはBabalu VS. Wiuff である。
過去にリデルに負けて以来、連勝を続けUFCに帰ってきた
Babaluと、バリバリのへヴィー級から階級を落としてきたレスラーのWiuffの試合。
停滞気味のUFCライトへヴィー級戦線に風穴を開けることができるのか!?
いつもの長いOPがカットできるし、試合内容も○。これは買いです。
ザ・キンクス―ひねくれ者たちの肖像
肝心のデイヴィス兄弟への取材がなく、他の関係者のインタビュー等から構成されているため内容的な深みには欠けるが、この奇妙なバンドの実態がかいま見える好著。レイ・デイヴィス本人の書いた自伝的SF小説「X-RAY」と併せて読んでほしい。レイという人は「ユー・リアリー・ガット・ミー」「サニー・アフタヌーン」等ロック史に残る名曲を多数生み出し、ロックンロール殿堂入りを果たした天才的ソングライターではあるが、その神経過敏さと異常なまでのケチぶりとバンド内メンバーいじめという悪癖が暴露され、実にやっかいな人だというのがわかる。こうした悪癖や病気ともいうべき弟・デイヴとの兄弟喧嘩がなかったら、ストーンズ並みに成功したのではないか? 読んでみて、そう思いたくなる部分もあるが、やはりレイには無理だったと思う。彼はあまりに繊細すぎてミック・ジャガーのようなビジネスマンには決してなれない。アンディ・パートリッジやエルヴィス・コステロといった米進出につまづく英国系ひねくれアーティストの元祖ともいうべき存在なのだ。
The Arabs: A History
目次は中身検索で見てください。通読するにはちょっと長い入門書ですが、今日のアラブ世界(北アフリカと中東)の歴史的背景について、読みやすく書いてあり、値段も安いし、一冊もっておいても損はしないと思います。本文が詳細な割に、索引がやや簡単すぎるのと、文献案内がないのが残念。