憎いあンちくしょう [DVD]
浅丘ルリ子が奔放大胆才気溌剌、大活躍。
強烈な魅力を爆発させる。
他方、道徳的保守性、尽す女も、微妙に演じ、
戦中族の複雑な精神構造を表現している。
描かれるマスコミのエゴは時代を超越する。
道々の風景は日本の高度成長の凄まじさを実感させる。
ガソリン30リッター1700円場面より。当時の初任給18000円。
石原裕次郎はジョンウェイン的逞しさに溢れ、
高度成長期の日本がひしひしと感じられる。
「朝2分」ダイエット―体重8キロ減!ウエスト10cm減、続々! (王様文庫)
ダイエットは必要ないけど、体のラインを整えたいという方にもお勧めです。
簡単だし、気持ちイイし…と言うわけで、この本に出会って2ヶ月目になりますが
風邪で寝込んだ数日間以外は、毎日この本に書かれている体操を続けています。
気が付いたら、ヒップアップのみならず、O脚も矯正されていました。予想外の効果です!
体のラインを整えるのが目的で始めた体操ですが、大満足。
これからも続けようと思います。
何と言っても、朝置きぬけに寝床の中で簡単にできてしまうのがイイ!
身体も頭もスッキリするし、お勧めです。
鮫島有美子の四季
鮫島有美子さんの歌がCD4枚に79曲も入って、この価格とは嬉しい限りです。
鮫島さんの作品は図書館にもかなり揃っていて、タダで借りられるのですが、本作品は思わず買ってしまいました。
鮫島さんの声をハスキーであると評するレヴューがいくつか見受けられますが、はたしてそうでしょうか? Amazonのレヴューを見る前から鮫島さんの歌はよく聴いていたのですが、ハスキーだと感じたことはありませんでした。他の女性ソプラノ歌手による日本唱歌も聴きますが、レビューを見た後に聴き比べてみて、なるほど鮫島さんはややハスキーかな、と初めて感じた程度です。ポップスやジャズシンガーのハスキー・ボイスとはまったく異なります。鮫島さんの歌唱は柔らかで抑揚があり、清く流麗であり、尚かつ一言一言がはっきりしていて芯があります。さすがは第一人者です。
本作品は過去の作品からの集大成ですので、既に鮫島さんの作品をたくさん持っている方にとっては、これを買うと曲目が既にお持ちのCDとダブることになるでしょう。それでもこの曲数でこの価格なので、買っても良い一品です。曲を季節毎に分けてCDに収録してあるのも嬉しいところです。
漆の実のみのる国〈上〉 (文春文庫)
上杉鷹山に関する小説です。関ヶ原前後からの上杉家の動向など詳しい背景の説明があり理解が深まって満足しました。
具体的に、会津から米沢への転封後石高が大幅に削られたのにも関わらず、
家臣の数をほとんど減らさずに抱えてきたために、またその他諸事情により藩経営が窮地の状態であるという事などです。
役職名の列挙などやや詳しすぎて冗長になってしまっている点もありますが、
背景が分かってこそ現在の状況の深刻さが窺えると感じ、他の鷹山の小説を読んだ時に何となく釈然としなかった気持ちが晴れたような気がします。
側近と鷹山の幾多の苦労がなかなか報われず、さあ今度こそ、というところで残念ながら話が終わっていますが心に残る素晴らしい作品だと思います。
あのころ (集英社文庫)
文章力の点ではまずまずという感じがしますが、取り上げた題材が素朴で、思い出がぎゅっと詰まって
いて、読み手を引き込んでいくのではないかと思います。
彼女が小3のころ、私は中学生でしたから、同様に幼い感覚でとらえたわけではないけれど、共通する
時代を「子ども」として過ごしたので、共感するところが多いです。
叱られたりケンカしたりで不満もあったけど、まだまだ自然がいっぱいの中で過ごせた、あのころ…。
そんな「あのころ」に乾杯!