Live Aid [DVD] [Import]
メモリアルな商品がまた登場しました。言わずと知れた1985年のLIVE AID!です。国内版の価格より約半分の値段になっています。最近はリージョン・フリーのハードも結構、巷には普及しています。『国内版は高いので、ちょっとね~』と言われる方には海外版がお勧めです。ただし国内のリージョン・コード2のハードでは再生不可能ですので、その点のみご注意下さい。
Queen Rock Montreal & Live Aid [Blu-ray] [Import]
QUEENのLIVEについては、元々、アルバムほど好きにはなれなかった。あまりにも、性質が違いすぎていると思った。
「LIVE KILLERS」や、西武球場のLIVE VIDEOもあまり好きになれなかったし、実はこのLIVEにも、それほど大きな期待を抱いていなかった。
私は、今では「超古典派」に属すると言っても良いQUEENファンである。
とにかく「II」(side・black)と「SHEER HEART ATTACK」のA面には、
畏怖に近い念を抱いている、と言っても過言ではない。
此処で見ることのできるQUEENは、「II」や「SHEER HEART ATTACK」といった、
私が嘗て崇拝に近い念を抱いたアルバムからの楽曲は中心的な役割を果たしているとは思えない。
むしろ、個人的に、いくらか熱が冷めてから(大雑把に「世界に捧ぐ」以降)の楽曲が、代表曲として、堂々と演奏されている。
しかし…
それにも拘らず、魅了された。
楽曲の素晴らしさと、Freddieのプロフェッショナルなパフォーマンス。存在感。
天才肌のアーチストというだけでなく、showmanshipにおいても優れた人だった。今頃になって気づくのは遅いけれども。
それは、以前の私だったらFreddieの「ちょっと、ついていけない部分」であったかも知れない。
LIVE自体、質的にも量的にも、圧倒される。
一人ひとりの力が結集すると、次元の違うエネルギーが生み出される。
この4人ならではのQUEENを再認識できたのも、嬉しい。
華麗で、繊細なQUEENは最早、此処にいないが、骨太で、脂が乗ったQUEENの熱演をじっくり味わえる。
本当に名曲揃い。
初期以外のQUEENは、どうしても駄目、という方も、一度は視聴してみても損はない、エネルギーに溢れたLIVE。
哀愁のマンデイ
80年代の名盤の1枚!
それはボブ・ゲルドフが衝撃な事件を耳にするところからはじまる。
1979年1月29日・月曜日、サンディエゴの少女がライフル銃で11人を負傷させる、うち2名は死亡。彼女は「月曜日が嫌いだから」と語ったという。
ゲルドフはこのニュースから名曲「哀愁のマンデイ」を書き上げ、5月5日ニューヨークでの公演の中のアンコールで新曲としてピアノだけで歌った。
7月にイギリスで同曲が発売されるとイギリスで騒然となり、2週目でNO.1に輝き4週キープする。国内プレスだけでは間に合わずフランス、ドイツでも生産されたという。
ウルトラ・ヒットとなるがアメリカでは、その内容からラジオ局がオン・エアーを控え、また少女の両親、弁護士が発売中止を求める等でマイナー・ヒット(73位)で終わっている。アイルランド、オーストリアでNO.1、ニュージーランド3位、カナダ4位。
#2が全英13位、スウェーデン2位、アイルランド3位、オーストリア42位。
#1も全英4位、アイルランド2位、カナダ86位を記録している。
アルバム・チャートではカナダ6位、全英7位・シルバー、ニュージーランド10位、スウェーデン10位、全米103位をマーク。
またうれしいことに今回はボーナス・トラックつきです。
Fine Art of Surfacing
70年代末期、ボブ・ゲルドフ率いる伝説のバンドの最高傑作アルバムです。
日常に侵食してくる暴力の予感を匂わせる、1.サムワンズ・ルッキン.
美しくリッチな女性がビルから身を投げるステップを執拗に描いた、2.涙のダイヤモンド・スマイル.
アルバム導入部のこのノリはなんでしょうか?
問題なのはこれらがとびきりポップなメロディだということですね。
これがブームタウン・ラッツの本質、っていうか、やり口です(笑)。
そして大ヒットした哀愁のマンディ、これも甘いメロディに騙されてはいけません。
可愛らしい16歳の少女が、パパのライフルを持ち出してさぁ大変、
学校で乱射しちゃった実際の事件がモチーフです。
校庭を地獄に変えた挙げ句、『なんでこんなことをしたんだ!』と取り押さえる警官に、
『だって月曜日がキライなんだもーん!』
・・気持ちはわかるけどさ・・・。
そして曲のラスト近く、ボブ・ゲルドフが囁きます。
『今日の授業は・・・いかにして死ぬか』っておい!
なんだ、子供たちが学校で殺されている現在でも、充分通用するじゃありませんか。
社会的問題をポップするゲルドフ先生に僕は一生ついていきます!
って、先生今なにやってるですか!?
当時このアルバムに狂っていた高校生も40歳を過ぎてしまいました、
終った青春への香典代に、このアルバムを『カートに入れる』をクリック。
青春真っ盛りの若者たちも、まぁ授業料だと思って(笑)。