時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)
歴史ミステリとして名高い一品ですが、少なくとも一般的な日本人にとって、なぜこれが名作に思えるのか疑問が残りました。
王位継承権とか、家系や家族構成がキーになるのですが、この時代について、シェークスピアの「リチャード三世」を読んだ程度の知識しか持っていない私には、ついていけませんでした。
予備知識がある人が読めば、面白いのかもしれませんが、高校レベルでも教えない世界史の知識が前提になっているエンターテイメント本を読むのは、いささかつらいものでした。
また最後のところで歴史書の残酷さ(客観的な視点の乏しさ?)に探偵が気づく箇所は、西洋人としては衝撃かもしれませんが、歴史ってそんなものかと。
ガッド・アバウト
数々のセッションでその名を目にするスティーブ・ガッドのファースト・ソロです。渡部貞夫やジム・ホールの「アランフェス協奏曲」、ポール・サイモンの「恋人と別れる50の方法」での演奏のイメージが強かったので、アナログで最初聞いた時、ずいぶん地味で、残念な印象を受けましたが、今回CDで聞いてみても、やはりその印象は変わりませんでした。ただジャズといいますか、ジャズというにはすこし何かが欠けていると言いますか、いずれにしろ聞くこちらの居住まいを正させるようなフランクさがあるアルバムだと思います。
【日本語対訳書付】イン・セッション / スティーヴ・ガッド [DVD]
全盛期のガッドさま!さすがです。ドラマーはかなり、参考になる作品です。
特典映像も楽しめます!!ガッドさまのスキャットもカッコイイ〜
ヴィニー・カリウタも登場〜ビッグ・バンドを従えてのソロ!
素晴らしいですよ〜