小林香織 ゴールデン・ベスト・スコアブック カラオケCD付
楽器屋さんに行けば多数のサックス用譜面が陳列されていますが、そのほとんどは初心者用の至極簡単で退屈なもの、もしくはジャズ系の難解でディープな譜だったりします。小林香織さんのようなあか抜けた音楽の譜面はとても希少です。別売りではあるものの、「ゴールデン・ベスト」という良くできていて買って損はないアルバム1枚がお手本という構成で、とっつきやすさもまた素晴らしい。「理論を勉強するよりまずかっこいいサックスを吹きたい」と思っている方にはベストのアイテムでしょう。
内容はいわゆるフュージョン、でしょうか。サックスのポップ&セクシーで美味しいところ総取りのような音楽です。ソロ部分はフラジオ、ファズ、ハーフタンギングなどを駆使しないと再現は難しいので、難易度は高いと言えるかもしれません。しかしテーマ部分をカラオケに合わせて吹くだけでも楽しく練習できるから、初心者の方が購入しても無駄にはならないと思います。カラオケに合わせての練習はリズム感だけでなく音感(コード感)の訓練にもなるので、メトロノームでの練習より密度の濃い練習ができますよ。私はデジタルオーディオプレーヤーに録音して、イヤホンで聴きながら吹いています。
譜面としても充実していますが、小林香織さんへのインタビュー記事、楽器セッティングなど読み物としても興味深く仕上がっています。他ではなかなか手に入らない情報で、十分見合った内容だと実感できます。
サックスを吹いている人にとってクラシックや吹奏楽は身近ですが、テレビやCDでよく耳にするこの手のポップな音楽は、意外と手の届かない場所にあったものでした。今ではきちんとしたお手本(別売りのアルバム)、譜面、カラオケCDが簡単に手に入る、よい世の中になったものです。この手の教材はどんどん増えてほしいものですね。
Up Close [DVD] [Import]
昔々のVHS→DVD化というドラム教則ビデオです。全編英語で字幕は英語・日本語ともにありません。聞いたってわかりゃしないんだから必要ないね^^;
といっても先生はGadd(^^)
ダサダサのトレーナー着てインタビュアーの質問に答えながら教えてくれます。
Gaddが「こいつには稼がせてもらった」というあの『モザンビーク・ビート』を教えてくれます(顔がイッちゃってるように思えるのですが そのくらいの状況におかないと演奏できないのかも^^;)
テクのある方は勉強になるのでしょうが ワタクシ的には動くGaddが見れるだけで「良し!」
ベスト・ジャズ100 ピアノ・スタンダーズ
コンピレーション大流行で各社とも廉価で名演が聴かれる企画を次々に出しているが、この6枚組みセットは、企画、選曲、値段とも大満足な内容だ。いかにも名作、名演をそろえたというのもあるが、ピアノに絞っていることで、気を張って聴くことなく、自然に入っていけるところがいい。もちろん演奏は超1流どころ目白押しだが、それを感じさせない組み合わせも心憎い。これまで私財をなげうって、血眼になって幻の名盤を集めてきた先輩諸氏からすれば大いなる邪道だが、このような邪道が許されるほど、僕たちの音楽環境は豊かになり、恵まれた世界に身をおいているのであろう。後はいかに味わうか、楽しむかという次元につきる。高価な漱石全集の豪華本でも、簡素で低廉な文庫本でも、漱石の世界に入り込むのは感性と理解力がいかに優れているかにかかっているように。ありていに言えば、精神生活を楽しむためのレシピとでもいえそうな秀逸なコンピ盤なのだ。特に若い初心者やこれまでジャズと縁がなかったが、ちょっと聴いてみようかと思っている中高年の紳士、淑女にお勧めのベスト・ジャズだといえる。
高機能ゲーム作成ツール Multimedia Fusion 2 Developer
※前もって書かせて頂きますが、このレビューは使用者全てを想定して書かれておりません。一つのパターンとしてお考え下さいませ。
自分もゲームが作りたくて最近買いましたので触ってみた感想を書きたいと思います。
ちなみに、タイトルは自分がこの商品に最も噛み合うのではないかと思ったモデルです。
・プログラムは要りませんが、プログラムがどう動くかの概念はあった方が良い
これが「昔それなりに本気で〜」の理由です。
プログラムを覚えてこのゲームを完成させるまでの時間を想像して挫折
それに関してはこのゲームは強いと思います。
この製品は「AがBに衝突したら〜」「××が●●になったら〜」などの命令が用意されていて
その単語の組み合わせでゲームを作っていきます。
なので全くの初心者の場合
「目的のゲームを作る」というのが先行してしまい、ツールが想像してたのと違いなかなか思い通りに作れない
というのが起こるかもしれません。
プログラムをかじったうえで、この製品のシステムを理解すればかなり良いツールになると思います。
・オブジェクト指向のゲーム製作ソフト、レゴブロックで物を作るイメージに近い
絵を描く人にうってつけな理由は
上記に書いた通り単語の組み合わせのようなものでゲームを作っていくので
プログラムを打つという作業よりも
イメージしてゲームを作る作業の方が大事だからです。
そして単純に、アクション・ブロック崩しは簡単に作れるので
絵に自身のある人なら、ゲームの完成度は置いておいて
それっぽいものならすぐ作れると思います。
・苦言
褒めちぎってもアレなので最後に苦言をずらずら書いて行きます
日本語版と海外版では使えるプログラムに差があり日本語版では入っていないものもある。
海外は盛んだが現在国内ではあまり盛んではないためウィキの規模は小さい(これは苦言ではなく現状です。ウィキには毎日感謝しております。
公式も情報が少なく、現在の更新頻度は低い(こっちは苦言です、応援しております)
アクションやブロック崩しなどにシステムが近いものならかなり簡単に作れるが、システム上作るのが難しいゲームも多い
もっと掘り下げて言うと
強い=リアルタイムなもの、マップが狭いもの、アクション要素のあるもの
弱い=マップが広いもの、演出全般、テキストを読ませるタイプのもの、3D(これは処理に問題がある、一応可能ではある。)
システム上弱いといっても工夫次第で作れます、ここらへんは使っている他の方のブログも参考にして頂けると分かるかも・・・
現在自分が感じたものはこんな感じです、長々と失礼しました。興味をもってもらえたら1ユーザーとして嬉しいです。