生まれ来る子供たちのために (講談社ノベルス)
松浦純菜シリーズの完結編。
ものすごい自意識と壮大な愚痴、そこにミステリーとSF的なモチーフを持ち込んできたシリーズがついに完結。
うーん。
おそらくこういう形でしか結末をつけられないだろうなぁと思っていた、その通りの結末だったので、ちょっとがっかりと言えばがっかりしました。
浦賀さんの書く作品にはどこか「アニメ的」な雰囲気が漂っていて、でも「アニメ」にならないでここまでやってきたのに、それが最後になって「アニメ」になってしまったという感じです。(わかりづらくてすみません)
特に八木編の結末はまんま「セカイ系」と呼ばれるもので、読んでいて辛くすらありました。
逆に純菜編の結末は、とても浦賀さんを感じる終わり方で、僕はこっちのやり方で最後をつけて欲しかったと強く思いました。
この人ならセカイ系になりそうなお話をセカイ系でない形でまとめられるのでは、と思うのはやはり高望みなんでしょうか。でも、浦賀さんにはやはりこの形でないラストを描いて欲しかったです。
※中扉に希望があります。安藤君シリーズぜひ復活してください。
(好きな作家の作品なので星はあてになりません)
CORNERSTONES2
竹善さんのコナスト2は本当に味わい深い1枚です。前回よりも知っている曲が多くて聴きやすかったと同時にカバーされた曲のオリジナルの良さが再発見できました。オフコースの『生まれ来る〜』はオリジナルを聴いた事が無かったんですが、余りに感動的な作品だったのでオリジナルを聴いてみました。涙が出ました。小田さんの曲って凄いんだなって実感しました。
他にも『amanogawa』や『Love's In Need〜』などいい出会いのある1枚でした。『ワインレッド〜』はシングライクの二人が参加していて千章さんらしいアレンジで秀逸です。
たしかなこと
「生まれ来る子供たちのために」はオリジナルであるオフコースのバージョンも相当すばらしいもの。最近は佐藤竹善さんや桜井和寿さんがカバーしていますが、小田和正さん自身によるセルフカバーの出来は凄いの一言。
年齢とか、時間の流れとか、そんな瑣末な事はぶっ飛ばしたとんでもないヴォーカルが聴けます。Looking Back3もそう遠くない将来にリリースされるのではないでしょうか?
to U
はじめてこの曲がニュース23で放送された日、
「何て心に響く曲なんだろう!」と思いました。
そして番組内で、
桜井さん達が生で歌ったのを聞いて、
歌詞&桜井さんの歌声はもちろんの事、
salyuさんの歌声、
バックに流れる音色に、
すごく感動していて、
毎日、曲の一部が流れるのを聴きながら、
CD発売をずっとずっと待ってました。
必ず購入して、宝物にしたいと思います♪