平成風俗 大吟醸【完全初回生産限定DVD VIDEO】
この作品を買うなら初回限定版がお勧めです。
中身が和紙で封印されたボックスタイプのパッケージが圧巻です。
(開封するのが勿体ない程)
基本的にはCDの平成風俗と同一楽曲収録ですが、その贅沢感は雲泥の差。
「椎名林檎からファンへの心からの贈答品折詰」といった感じです。
金箔風?上げ底用空箱も意味不明ながら、なぜかゴージャスです。
(この上げ底箱のせいでボックスには異常な厚みが有ります)
おまけ程度かと思っていたモーションピクチャー映像も確実に楽曲のイメージを補強する内容となっています。
(最新のCG作品というレベルでは有りませんが)
サンプリングレートを上げた音質は通常のPC+ヘッドフォン視聴でも十分に感じ取れるレベルに仕上がっています。
私はCD、DVDの両方買いましたが、平成風俗でどちらか一枚というなら、やはり大吟醸(DVD版)
がお勧めかな。
Singles
中島みゆきの初期の曲が好きなので、購入しました。
アルバムとは違うバージョンのものや未収録なものもあるようです。
こうして11年分のシングルを並べて聞いてみると、個性的でありながらも常に一線で活躍されていたんだなとつくづく感じます。
偶然来日していたスティービーワンダーが飛び入りで参加した「あたいの夏休み」や世情を皮肉った「ショウタイム」など、色合いの違う曲も収録されていて、中島みゆきの時代を感じるには最適な作品でした。
日本酒のすべて
東日本大震災で被災した東北の蔵に、鹿児島と兵庫の酒蔵が設備を無償で提供したという新聞記事を読んだ。
提供の理由は、酒蔵が無くなるというのは日本の酒文化の大いなる損失とのことらしい。
本書の内容とは関係ないが大いに感動してしまった。
そんな復活を目指す東北の酒蔵だけでなく、全国の銘酒を写真とともに紹介している本書は見やすく大変良い仕上がりだと思う。
紀行文や歴史書のような趣きもあり楽しめる。
もう少し酒と肴の相性についての記述が欲しかったが、好みに追うところが大きく定石は無いのかもしれない。
大吟醸
かつてのヒットドラマ「家なき子」主題歌のヒット曲「空と君のあいだに」から始まり、中島みゆきの音楽シーンを新旧そろえたアルバム。
工藤静香に提供した「慟哭」はみゆき節炸裂!である。
「悪女」「ひとり上手」などはフォークソング全盛期の代表曲。
「最後の女神」「浅い眠り」などは、TVニュース、ドラマ主題歌として、多くのリスナーが聴いたことがあるだろう。
そして、名曲「時代」はアレンジを変えて美しいピアノ伴奏からはじまる。最後は「ファイト!」
中島みゆきの初期から約10年前までの曲をバランス良く揃えた作品だ。
中島みゆきの音楽の原点に立ち戻って、彼女のたどった道筋をたどるのも、現在のみゆきを知る上で興味深いと思う。
特に若い世代に聴いて欲しい。
日本酒の基礎知識 (食の教科書)
日本酒に関する用語が、米や水、酒蔵で仕込みに使われることばまで、よくわかるのがありがたいです。
ラベルの見方もわかるようになりました。
細かくラベルに情報を記載している方が、酒蔵の品質に対するプライドの表れなんだ、という一文が印象的でした。
正直に白状しますが、おいらは下戸です。
仕事でなければ、アレルギーがでるので、絶対に近寄らない分野です。
それでもわかるように丁寧に書かれています。
ただし、基本的な用語は、例えば、精米度合いなどは、某有名漫画で仕入れていたので、復習といった感じかな。
星が辛めなのは、本書中の東京農大の醸造レポートの文章が見苦しかったから。
面白おかしくレポートすることと、色眼鏡でレポートすることは
知識がほしい人間が読んで「面白いレポート」とは大きく違います。
そこをはき違えていなければ、良い本なんじゃないでしょうか?
同じお酒の醸造年の違いを楽しんだり、という企画は面白いと思いましたが、そこにページを割くべきなのか、もっと各酒蔵を掘り下げるべきなのか、
もうすこし考えてほしかった。