空撮ヨーロッパ世界遺産/ハイビジョン・ミュージアム [DVD]
ヨーロッパの世界遺産を遊覧船から、空撮したものですが、田園風景がすばらしい。フランスの農地がとてもきれいです。さすがは、農業大国です。また、北欧にいくと、リアス式の複雑な海岸線がこれまたきれいです。
流しているだけで癒されます。
残念なのは、オール空撮なので、ナレーションで「この寺院のバラ窓がすばらしい」といった箇所で、別に画面がバラ窓アップに切り替わる・・・なんて気の利いた演出はないことです。
そこが残念です。2割くらいは、アップ画面とか、内部映像がはいるとよりバランスがいいかなと思います。
あとは、ぜひ次のも出してほしいですね。英国湖水地方だとか、イタリア コモ湖など自然も美しく、街や建物も美しいのがいいです。
飛行船シリーズ 1/1000 グラフ・ツェッペリン LZ-127 C001
細部まで精密に再現されています。完成見本を拝見しましたがまさに工芸品といえる出来栄えでエッチング板を使用してここまで再現できるのはさすがだと思います。
宮崎駿の雑想ノート
宮崎先生はオタクです。それも相当年季の入った本当のオタクです。
その成果がこの雑想ノートです。間違っても「ナウシカ」や「千と千尋の神隠し」しか観てない人が、読んではいけません。
そのオタクぶりは、寿光様などを考えたことにも現れています。
まあ、それにしても良くここまで思いつくものです。
完全に宮崎ワールドにはまり込んでしまいました。
戦車好きな私ですが、自分の自動車で戦車兵が操縦する時に見える範囲で、運転しようとは思わなかったです。
いやあ、本当にすごい。ついでに「泥まみれの虎」もお薦めです。
COSMONAUT
まず、私がこのアルバムを☆3個の評価にしたのは、聴く人によって1にも5にもなりうるアルバムだと思ったからです。なぜそのような評価の揺れが起きるのかというと、昔のBUMPと現在のBUMPが奏でる楽曲には多少なりとも明らかな変化があって、それを受け入れるのか、否かが人によって違うからです。
BUMPの楽曲の変化とは、サウンドが重厚になったり、メロディが複雑化したことも挙げられますが、技術の上達に伴い音作りがより凝ったものになることは、他のミュージシャンにもあると思います。着目して欲しいのは、歌詞の変化です。
1作目のFLAME VEINから4作目のユグドラシルまで、藤原氏の書く歌詞はそのほとんどが『自分対自分』でした。氏の圧倒的な自意識から生み出される極私的な内情の吐露であるはずが、他者である聴き手の共感を得てしまうという、『人間あるある』とでもいうようなものです。
5作目のorbital periodでは、それまでの『自分対自分』から、一歩踏み出して『自分対他者』になります。4作目までも他者の存在する歌詞は多々ありましたが、どれもが『他者を灯台にして自分を照らす』というものでした。しかし5作目になって、他者との関係性に重点を置いた歌詞が顕著になります。
そして今作。アルバムの主流は『自分対時空』です。COSMONAUT=宇宙飛行士というタイトルは、現在まで生きてきた自分の過去(そして他者の過去)と、その他者と生きる今を、他者と共に時空旅行する、したい、という思いのあらわれのように見えます。
BUMPの歌詞の変遷は結局、藤原氏の成長でもあると思います。今まで曲作りをするときはずーっと一人だった氏は、今作の制作過程で、仕事仲間の方に『曲が無くてもスタジオに来なよ』と言われて嬉しかったそうです。自分を出発としたセカイから、セカイの中を生きる自分へ。
BUMPと共に現在を生きている私はとても幸せです。みなさんはどうでしょう。
タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 3D&2Dスーパーセット [Blu-ray]
少年ルポライター・タンタンと愛犬のスノーウィのコンビが
ふと市場で見つけた帆船模型から事件に巻き込まれる話。
ベルギーのマンガ「タンタンの冒険」シリーズを元にしたCGアニメ。
グラフィックのクオリティは素晴らしく、キャラクターはデフォルメされているものの
背景部分は実写と見分けが付かず、CG映画の最高峰と言えるレベル。
中盤の一番の見せ場である敵との奪い合いシーンは
カーチェイスから始まって1カットでどんどん展開されていき、
現実世界では不可能なカメラワークや
街を次々と壊す大胆な表現が楽しめる最高の場面。これだけでも見る価値がある。
非常にテンポよく進んでいくし、派手な演出、
アクションシーンも多いのだが、中だるみを感じる部分があり、
特に中盤の回想シーンはやや長すぎる印象。
非常にしつこかった敵が妙に簡単に倒されてしまうのも残念だし、
最後の終わり方もあっさりすぎる。
演出は最高だっただけに、シナリオにはもう少し工夫が欲しかった。