キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]
はっきり言ってまったく期待せずに見ました。
昔ほどスピルバーグの映画自体に興味自体が薄れてきていたのと予告編を
見る限りSFでもなければCG多用の特撮ものでもない。
詐欺師とFBIの追っかけっこのストーリーと聞いて一番最初に思ったのが
「何でスピルバーグやねん!?」
でも約2時間半本当に面白かったし、感動しました。
特にトム・ハンクスとディカプリオの2人は本当によかったです。
トム・ハンクスはやっぱりこういう役がいいですね。
最近のシリアス路線より今回のようなちょっとドジな感じのほうが
生き生きしてるような気がします。
クリストファー・ウォーケンの父親役もジーンとします。
本当に息子の事を愛してるんだなあと画面からにじみでてきます。
スピル!バーグってこういう映画も撮れるんですね。
久しぶりに見終わった後にさわやかないい気分になれました。
見て損はしないと思いますよ。
Catch Me If You Can (Original Broadway Cast Recording)
トニー賞の授賞式のパフォーマンスで見たDon't Break The Rulesが良かったので買いました。歌詞がとても面白い歌で、ミュージカルのCDは歌詞カードが付いてないものもありますが、これは付いていたので期待してなかった分嬉しかったです。
歌はテレビで見た時の方が迫力がありましたが、歌詞カードの写真がいい感じでミュージカルを想像しながら聞くと楽しいです。
曲はオーソドックスなソウル調の曲が多くて、私の好みには合っているのですが、Don't Break The Rules 以外の曲で特別好きになった曲はないので★4つにしました。
世界をだました男 (新潮文庫)
16才から21才までの間、作者本人が偽造小切手と身分詐称(パイロットや医者やら法律家・・ハーバードロースクール卒!など)を行い250万ドルを稼いだお話。
高校も卒業していないのに、パイロットに成りすまし操縦を行ったり、医者として患者を診たり。。並々ならぬ努力をしてなりすますのが見物!小切手詐欺にしても「しちめんどくさいことを!」って感じですが、頭がいいんでしょう。だますだます。
いやはやハラハラというか、読んでいてストレスの溜まる本だけれど、実話という事で楽しめます。作者は詐欺をしている頃は徹底的にFBIなど警察は敵であったのち、現在はいってん、FBIとは協力関係をもっているとは!いやはやスゴイ波瀾な人生の人です!
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]
スピルバーグの作品は「ジョーズ」「ジュラシック・パーク」などのSF・アクション・サスペンスなどの大ヒット娯楽路線と「カラー・パープル」「シンドラーのリスト」などの人間ドラマの路線と大きく二つに分かれますが後者の人間ドラマはそのドラマ部分が薄っぺらなことが多く、もうひとつという感じだった。
でも近年の「プライベート・ライアン」やこの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を見ると両者がうまく融合しつつあるように思う。この作品でも教科書的な道徳論は出てこず、デカプリオVSハンクスの丁々発止の追いかけっこでテンポよく話が進み。2時間を超える長尺がきにならなかった。できればスピルバーグにはこの路線のコメディをもっと撮って欲しい。(「1941」のような大作コメディは撮らないで!)
俳優陣ではアカデミー賞ノミネートのクリストファー・ウォーケンや、マーティン・シーン、意外な登場のナタリー・バイなどの配役も楽しかったが、童顔のデカプリオが少年詐欺師の役にピッタリの好演で、対するお人好しのFBI捜査官トム・ハンクスも大分腹が出てしまったが脇に廻っていい芝居を見せている。ジョン・ウィリアムズの軽快な音楽も良かった。
最近のスピルバーグの作品の中ではあまり一般の話題にはならなかったけれど、面白い秀作。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]
詐欺師(レオ)と捜査官(トムハン)の追いかけっこがいい!
いつもすんでのところで、鮮やかにカッコよく逃げ切っちゃう。
二人とも知恵の限りを尽くして闘っているのだけれど、相手がまだ子供の詐欺師だとわかって、
捜査官の心の中にいつしか別の複雑な感情が生まれる。
追う者と追われる者、そこにあるのは究極の愛!(銭形警部とルパンみたい)
クリスマスになると詐欺師は捜査官に電話してくる。孤独で寂しくて。
自分の誇りだった両親は離婚し、心底憧れていた父親(ウオーケン)も没落してしまった。
電話を受ける捜査官も離婚して家族を失って、でも指輪がはずせない。
痛みを知った孤独な人間だから、孤独な詐欺師の心が手に取るようにわかる。
逮捕されて、なにも未来が描けない詐欺師を捜査官は救おうとする。
失ったものを捜査官は与えてくれた。そして人生をやり直すチャンスを与えてくれる。
父性を軸にした三人の男の物語。いい映画です!