瀬戸内ムーンライトセレナーデ [VHS]
この映画で一番素敵なのは、主人公と父親が悪漢に襲われるシーン。
「なんぞ棒をもってこい」
と言われ、棒を父親に投げる少年。それを受け取った父親は警察官として仕込まれた剣道の技で、悪漢を次々と蹴散らしていく。それをみていた少年は、思わず
「国定忠治やっ」
怖くて恐ろしいだけの存在だった父親。父親への恐れが尊敬へと一気に昇華していくのが伝わってくるシーンである。ちなみにこの頑固な父親、長塚京三が演じてます。
「少年時代」という大傑作の次ということもあり、イマイチ評価されていないのだがオススメである。
瀬戸内三部作メモリアル DVD-BOX
故・夏目雅子の1作目は文句なしの名作だがその続編の「青春編」は田原俊彦のファンしか楽しめない作品だ。1作目は子供が観ても楽しめる。少年が主役で都会から来た可憐な少女を佐倉しおりが演じていてなかなか演技派だったのだがその少女の成長後を可憐とはいいがたいでかすぎる鷲尾いさ子がど下手な演技で演じている。一本調子でなんとかならんかというしゃべり方。しかし田原のファンにとってはたまらない作品。冒頭から濃厚なベッドシーンでその鍛えぬかれた見事な肉体を惜しみなく披露し、入浴シーンもスレスレショットで見応えアリ!!鷲尾とのラブシーンは田原の背中のみをたっぷりと映し田原のプロモーションビデオのようだ。この頃の田原はまだドラマなどに出ていないあどけない頃で実に爽やかだ。田原のファンは必見だ。
ムーンライト・セレナーデ
みなさんの知っているふかわさんもほんとのふかわさんです。
このほんのふかわさんは、もっとほんとのふかわさんかな。
サイン会でサインしてもらって以来、この本はサインしてもらった大切な本でした。本というよりも、宝物でした。読んでたつもりで、読んでませんでした。
そして今日読んで、読んで良かった本に初めて出会えました。
でも本嫌いはなおりそうにないですけど。
信じる、クリスマス、私生活、おんなのこ、母の日、父の日が
ふかわさんとの共通点が見いだせて
とても好きな!エッセイです。
ひょっとしてよい本とは、自分と同じ物を見つけられるか
自分にない物を見つけられる本なのかなぁと思いました。
ふかわさんありがとうございます。
シナトラ、ザ・ベスト!
17曲目「NOTHING BUT THE BEST」のタイトルで、既にリリースされた輸入版があります。
日本独自のサービストラックはありません。
私は輸入版を持っているのですが、お勧めは日本版。
対訳つき歌詞カードが特典になるのですが、それよりもセンスのいい訳の邦題が魅力的。
昔は映画も歌も日本独自のタイトルがありました。
「FLY ME TO THE MOON」と「THE GOOD LIFE」はカウント・ベイシー楽団がバックで演奏。
アレンジはドリームガールズで悪役のモデルとなったクインシー・ジョーンズ。
(It Might As Well Be Swingからのトラックダウンです。)
「FLY ME〜」は、映画「スペース・カウボーイ」のラストシーンに使われていたそのもの。
このテイクはバンドの妙な緊張感をお楽しみください。
まさに1950〜1960年代のラスベガス!
失敗するとフーバーダムに沈められそうな感じが醸し出されています。(笑)
「MY WAY」はこれを聞くと加山雄三さんがカバーした理由が・・・。
デジタル・リマスタリングによって、声の似ている部分が鮮明になっています。
若い方には新鮮に聞こえると思います。
昔からのファンの方が期待されるであろう「BODY AND SOUL」は、
別に無くてもいいやって感じでしたので星4つにしました。
追補:大切なことを書き忘れていました。
シナトラで「ベストの1枚」となると、
ジャズ系の“It Might As Well Be Swing”がお勧めですが、
「My Way」は絶対外せない!という方は是非このCDを!!
シナトラのカッコよさを満喫できます。
ベスト・オブ・グレン・ミラー
グレン・ミラーの演奏するスウィング・ジャズが大好きな50代の者です。
このCDは、『ベスト・オブ・グレン・ミラー』というコンセプトの名の元に、オリジナル・サウンドの演奏を20曲集めていますので、これ1枚でグレン・ミラー楽団の歴史的名演奏に出会えますよ。
在りし日のダンス・ミュージックとも言える「ムーンライト・セレナーデ」の冒頭のハーモニーを聞いただけで、グレン・ミラー・サウンドの世界に入りこみます。
「イン・ザ・ムード」のイントロも有名ですし、繰り返し演奏されるテーマは、スウィング・ジャズの代名詞とも言うべき演奏ですね。
「真珠の首飾り」のサックス・パートのスウィング感も特徴的ですね。とてもよくのれています。ボビー・ハケットのコルネット・ソロは今聴いてもステキです。
「茶色の小瓶」、「タキシード・ジャンクション」、「ペンシルバニア 6-5000」、「アメリカン・パトロール」など、魅力的なメロディとハーモニーとリズムを兼ね備えた名演奏が次から次へと続きます。これを聴いていますと、本当に至福の一時を迎えることができますね。
どの演奏もそうですが、聴いているだけで気持ちが昂揚し、リラックスできます。
難解な音楽とは全く無縁ですから、多くの人に今なお愛され続けるのも良くわかりますね。