五十嵐圭・柏木真介・節政貴弘2006世界バスケPGトリオインタビュー！五十嵐圭モバイル

動脈

2006年8月に2枚同時でリリースされた、
syrup16gのベストアルバムのうち1枚「動脈」です。
（同日、もう1枚のベストアルバム「静脈」がリリースされています）

全曲リマスタリングされただけでなく、
オリジナルアルバムでは曲間が無い”前後の曲と繋がっている曲”などが、
今作に収録されるに辺り、単体の曲として違和感なく聴けるよう編集し直されています。
また、「動脈」「静脈」のどちらにも、お蔵入りとなっていた未発表曲のdemo音源なども収録されています。
ベスト2枚の発売後にリリースされたのはラストアルバム「syrup16g」だけなので、
この2枚で、ほぼ全てのキャリアを網羅していると言って差し支えないでしょう。

このベストアルバム2枚のリリース時というと、
バンドの音源リリース等が途絶えただけでなく、ライブの数も極端に少なくなっていた時期、
傍から見ている側からすれば「活動休止に限りなく近い」ような時期に、
突如リリースが決まったものなので、

・ベストアルバムのリリースは本人達が希望したものなのか？
・なぜ2枚別々でのパッケージにてリリースされたのか？
・「動脈」「静脈」には明確なコンセプトが存在するのか？
・選曲・曲順の決定に関わった人間は誰？

といったような疑問や謎が、未だはっきりとしないまま残っています。
発売時にも、バンドメンバーによるプロモーション活動らしいものはほぼ行われていません。

こちらの「動脈」は、
「アッパーで激しめの曲を中心に収録」といった解説が一般的で、概ねその通りだと思います。
かといって、全体でそういった曲ばかりなのかというとそういうわけでもなく、
むしろ”静脈”というイメージの方が似合っているとさえ思える曲も収録されているので、
単純に「syrup16gの代表曲が（ちょっとだけ偏って）入ってる」と思ってもらえれば良い気がします。

※「静脈」のレビューでは違うことを書いてますので、
あまりこのバンドの事を知らない方は良かったら合わせてご覧頂ければと思います。