Live at Leeds -Deluxe Edition
前のリマスターの時もビックリしたが、今度はひっくり返りました。なんと言ってもトミー完全収録ですから。初リリースのアナログ盤と曲数を比べて下さい。全く違うアルバムですよこれは。以前のリマスター盤を持っている人ももちろん購入すべきだと思いますよ。取って付けたみたいにボーナストラックつけてる他のアルバムに比べ理想的な形での進化ですね。
ザ・フー/ライヴ・フロム・トロント [DVD]
数十本と現存するlive映像作品中、断トツ一番に君臨するピートのハイジャンプパフォーマンス映像作品である。カメラがまぁ良くついてきてる!アングルも良く完璧に近い。本人も最後とばかし、これでもかと言わんばかりによく飛ぶ!(笑)。それだけの意味で買いであろう。
The Who By Numbers
ザ・フーの+シリーズの中でも地味なアルバムなんじゃないかなと思います。しかもとってつけたようなライブを+3
・・・
でも侮るなかれ、ジョンの鬼ベース炸裂の 4.ドリーミング・フロム・ザ・ウエイスト。同じくジョンが庭先でバンドが受賞した(?)ゴールドディスクを空に打ち上げてそれをショットガンで狙うも当らず、ついにはマシンガンを持ち出してボロボロになるまで打ちまくるというPVでおなじみの 6.サクセス・ストーリー(このPVではジョンの楽器コレクションも観れます)など随所にいい曲入ってます。
それになんと言っても傑作なのは数字を線で追うとメンバーの服が絵になるという、ジョン作のジャケットでしょう!
(なんだかジョンのことばかリになってしまいました・・・星3つはあくまでザ・フーにしてはという意味です)
Who's Next
ザ・フーのファンなのでSACD化の際に真っ先に購入しました。このSACDは過去のザ・フーのCDには聴けなかった素晴らしい音で大満足しています。
といっても最初に聴いたときは少し戸惑いました。演奏にも録音にもとても高級感があって、なんとなく今まで抱いてきた荒々しいザフーのイメージと違っている気がしたからです。でも何度も聴き返すうちに、これは今までのCDとはまったく別次元の素晴らしいサウンドだと確信するようになりました。
ロジャー・ダルトリーの声は艶やかで美しく、ピートのギターは高級感があって表情が豊か、キースのドラムのバスドラは一音一音まではっきりと聞き取れます。しかしなによりも驚いたのが、ジョンのベースが細やかなニュアンスに満ちて表情が多彩、そしてそれが音楽全体を生き生きとグルーブしていることが初めてわかったこと!ブラスやシンセの音も艶やかで、空間は広く、聴いていて嬉しくなってきてしまいます。このサウンドの素晴らしさがわかってくると、いままでのCDは、コンプレッサーをかけた表面的な迫力を出したものだったことがわかってきます。
今まで自分が抱いてきたザ・フーのサウンドは、思っていたより実際ははるかにグレードの高いサウンドだったことがわかったことが、嬉しくもありまたショックでした。CDの作為的な迫力とは違う、このSACDの有機的で本物のグループ感に満ちたサウンドをザ・フーのファンにはぜひ聴いてほしいです。
なお、このSACDでは楽曲ごとに音のバランスが異なります。マスタリングを担当したジョン・アストレイはマスタリングの際いつものようにイコライザーとコンプレッサーをかけようとしたところ、ユニバーサルより止められたとのこと。このユニバーサルの判断は素晴らしい見識だと思いますが、バランスのばらつきは元のセッション・テープのバランスに、ほとんど手を加えなかったことを証明しています。
(通常、セッション録音したばかりの段階では曲ごとに音量バランスが異なっている。それをアルバムにする際コンプレッサーなどを用いて音量バランスを整えるが、このコンプをかけすぎると音質が変わったり、音の劣化を招いたりする。このSACDにおいて曲ごとに音量バランスが異なっているのは、この作業によってすこしでも音質が悪化するのを嫌ってオリジナルテープの音をそのまま収録していることの証左に他ならない。)