1984
デイヴが抜けた後、俺の周りでもヘイレンを離れていった奴は沢山いた。サミーのおっさんもライブで高評価を得ていたのでなかなか聞きごたえがあるが、アクの強さ、底抜けド派手なアメリカ人ぽさ、そして外人特有のむせるような汗くささをお求めの貴兄には、やはりデイヴ師匠ですよ。ぜひ、JUMPとI'LL WAITを聞き比べて下さい。エディのギターも泣いてるよ〜。
ベスト・ライブ:ライト・ヒア、ライト・ナウ [VHS]
サミー加入後のアルバム「F・U・C・K」ツアーの一幕をおさめたライブDVD。
彼らのライブパフォーマンスの高さが、味わえる。エディのギターパフォーマンスの高さ。サミーの幅広い歌唱力。マイケルのうなるようなベース。タイトなアレックスのドラム。と、モンスターバンドの迫力あるライブが楽しめます。
減点理由は、「Dreams」好きの私としては、CDには入っている「Dreams」が、DVDでは外されていることと、2日間の様子を切り貼りして1本にしているので、服や動きがチカチカするのが難点なところです。
楽曲の質の高さなら、この「ライトヒア・ライトナウ」ですが、ライブの元気の良さなら、「ライブ・ウィズアウト・ア・ネット」をお勧めします。はじけるようなテンションの高いライブが味わえます。どちらも買うのがお勧めです。
ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース-デラックス・エディション(初回生産限定盤)(DVD付)
エディが癌を患って以来、あんまり良い話題を提供できてこなかったヴァンへイレン。そのヴァンヘイレンの新譜が聞けるとは思っていなかったので、正直、感動です。
聞いてみて感動。あのあくの強いボーカルと、緩急自在な歪んだあのギターがロックを奏でている。それだけで、もう感動。この二人にしかできない楽曲が詰まっている。1枚目を初めて聞いた時の衝撃が蘇りました。
1曲目から、これはまさにデイブがいるヴァンヘイレンの曲。2曲目は、お蔵入りしていた曲ですか?。まさに、初期ヴァンヘイレンな曲。3曲目からは、もうエディがはじけまくる。とにかく、ハイテンションで聞いていて気持ちがいい。マイクの高音コーラスがないのは、やや残念。
一言。祝!ヴァンヘイレン復活。ただただ、感激。さあ、来日公演に期待!!。
RED 俺のロック人生 サミー・ヘイガー自伝
これもまたVAN HALENの真実。
読んで感じてしまうのは、エディが大変哀れであるということ。
バンド後期(再結成時)のステージ裏や移動中のトラブルなど、
大変生々しい描写がなんだか泣けた。
特にエディがウイスキーの瓶を粉々に割って、
「俺からこの瓶を奪おうとする奴がいたら、ぶっ殺す。
俺はこいつのために家族を捨てたんだ」
というシーンには。
そしてステージ裏でウォルフィ(エディの息子)が泣いていたという描写には。
今回息子を入れ再結成したが、これは得策だったのかも。
だって息子がそばにいれば、アルコールを飲み続けてぶっ倒れるなんてことは、
そして周りのすべての人間に悪態をつこなんてことは、
きっと息子の前ではやめようと思うだろうから。
ますますNEWアルバムが聴きたくなった。
祝!VAN HALEN復活。
ライヴ・ウィズアウト・ア・ネット [DVD]
デイヴィッド・リー・ロスに代わってサミー・ヘイガーを
ボーカリストに迎えた1986年の全米ツアー、ニュー・ヘイヴンでのライブ。
新生ヴァン・ヘイレンとしてリリースしたアルバム「5150」からの曲に
「パナマ」や「叶わぬ賭け」と初期の曲は少なめ
ヘイガーのソロ曲「キャント・ドライヴ・55」に
最後はレッド・ツェッペリンの「ロックン・ロール」のカバーです。
初のオフィシャルビデオだったのですが
サミーが復活した新生ヴァン・ヘイレン(何回目?)
に合わせてのDVD化、ということなのですが
今見るとメンバーの若い姿が感慨深いです。
これを見ながら来日ライブに思いをはせてしまいます