アメイジング・グレイス~ベスト・オブ・ヘイリー
思春期と呼ばれる成長期のある一瞬の輝きを感じさせるような比類のない歌声でした。このヘイリーの魅力ある透明な声も、まさしくその美しさに煌いていました。
ビブラートは少なくピュアな美しい高音はどこまでも伸びやかに響いていました。
収録されている彼女の14曲全曲ともその印象を持ちましたが、有名な曲を聴きますと、ヘイリーの特質がよく理解できるようです。透明感のある声ですし、軽やかさに満ちており、力強さという点では物足りないですが、天使の歌声という形容にはピッタリだと思いました。
ヘイリーのピュア・ヴォイスという特質を活かした「ベネディクトゥス」は、荘厳で厳粛な雰囲気がよく表現できていました。
「モーツァルトの子守歌」ではお手本のような端正な歌声を聴くことができます。
エンヤの歌でヒットした「メイ・イット・ビー」もステキですし、ケルティッシュ・サウンドを感じました。この不思議な魅力は他のミュージシャンにはなかなか聴くことのできない領域に達しています。ノン・ビブラート唱法もその魅力を曳きたてているのでしょう。
アンドレア・ボチェッリとのデュエット曲「誰も本当の愛を知らない」は、2声を重ねただけですから、もう少しデュエットらしい編曲なら良かったのにと思いました。
この中では、ジョニー・ミッチェルの曲で、ジュディ・コリンズの歌声でヒットした「青春の光と影」が異色です。フォーク・ソング初期の名曲をストレートに上手く歌っています。
「アメイジング・グレイス」から「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」まで有名な曲ばかりですので、声楽曲が苦手な方にも聴きとおしてもらえると思っています。
ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング
〜初めに〜
なぜ今更ロードオブザリング?と思った方が多いと思います。
調べたところ2012年12月に『ホビットの冒険』を上映するのですね。
翌年にも続編が決定しているとか。このゲームは非常にシンプルで面白い。
プレイして自然と心が駆り立たされ、久々に映画を観てしまいました(笑)
〜肝心のゲーム内容〜
今回はロードオブザリング外伝となっています。
映画でフロドたちが奮闘している反対側でも闘いはあったんだよ的な。
序盤、敵は少なめですが、決して油断してはいけません。
進めるに連れこれでもかという程の大群が溢れて来ます。
その中に巨大な敵、体力or防御の堅い敵、中ボスが登場します。
敵の配置は固定されておらず、進行と共に"○○を倒せ、守れ"といった「クエスト」が発生します。
〜アクション好きにお勧め〜
このソフトの醍醐味は"アクション"であるということです。
ストーリー、会話はおまけ程度、デモンズソウルやダークソウルの部類と思って頂けたらいいです。
RPGと記載されてはいるものの、実際は敵を倒して進むことを楽しむゲーム。
強いRPG要素を求める方は買わないほうがいいです。
アクション&協力プレイこそ、このゲームの真骨頂であると言えます!
〜オフライン〜
仲間はCOMのため完全に「俺が奴らを守るしかねえ!」です。
ただ難易度が上がると上手くはいきません;
結局、袋叩きにされ無双シリーズのような「俺TUEEEEE」はできない。
しかし仲間を守ることでの爽快感はあります。
ロードオブザリングらしい音楽は、相変わらず素晴らしいです。
美しい景色を眺めるだけでも癒されることでしょう。
〜仲間〜
次はどの方向からどんな敵が出てくるのだろう?という緊張感に包まれます…。
個人的にはワクワクしてたまらないのですが、不安になる人も多いはず。
でも仲間がいることで安心できるんですね。
すぐに殺される死にゲーですので、仲間の救済こそ要。
仲間が倒れたら近くで×を押すと救済復活となります。
助けて頂いたお礼にアイテム武器を渡したり&頂いたり、その場でクルクル回ったり(謎)
チャットもボイチャもない非言語コミュニケーションが3人の絆を深めます。
※ボイチャ機能には対応しているそうです。
〜最後に〜
ユーザーに対する説明不足は無視できませんから、☆1つ減らさせて頂きます。
他の方のおっしゃる通り、日本語訳に「?」となり、
キャラメイキングも細かくなく、説明書なんて紙っペラ。雑(笑)
正直、RPGとして深く入り込むことは難しいと思います。
しかし、このゲームはRPG要素が売りではないと気づきました。
アクションの面白さは☆5つ。壮大な音楽と魅入る景色も☆5つ。
シンプルだけど、なぜかわからないけど面白い。
でもゲームってこれでいいんだなぁと感じました。
ここ数年忘れていた、面白さと懐かしさを思い出せた作品です。
懐かしい面白さを味わいたい方、ロードオブザリングが好きな方は、是非手にとってプレイしてみてください!
久しぶりに 「シンプル イズ ベスト 」を感じる作品でした!
文庫 新版 指輪物語 全9巻セット
最初から最後まで読むつもりならこの「全巻セット」が便利で良いですね。文庫サイズで全巻が1つの箱におさまっておりコンパクトなので日本の家屋事情に合っていますね。実際現物が届くまではこんなにコンパクトだとは思いませんでした。
ところで,1つ大きな不満があります。
第2巻の巻末の「訳者あとがき」にておおまかなあらすじが紹介されています。
まだ第2巻なのでまさかあらすじが書かれているとは思わず読んでしまいの!?」ショックを受けたと同時に,ストーリーがわかってしまったことでやや興醒めしてしまいまして,悲しくなりました。
私と同じように本当に楽しみに楽しみに本を読み進めるというタイプの方は,この後書きはもちろんのこと,カバーに書かれているあらすじや人物紹介なども本編を読了するまでは見ない方がいいかもと思います。
このセットには追補編は入っていませんでした。
ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング
全実績解除かつ各難易度クリアかつ5週したのでレビューします。
感想は、面白い、、とにかく面白い。
ただ面白いの一言で片付けてしまうわけにはいかないので、
簡単に順を追って良い点 悪い点にまとめたいと思います。
といっても書き終わった時点でかなり長くなりました。
☆良い点
1.全体的なバランスが素晴らしい
PCゲー的なオンラインRPG要素と箱ゲーならではのアクション性と映画ロードオブザリングの雰囲気、
この三つがバランス良く配合されていると思います。
2.戦闘が普通に楽しめる
ゲーム序盤の戦闘では、
X(弱攻撃)、Y(強攻撃)ボタンの二つだけで特に何も考えずさくさく進行でき、かつ楽しいです。
戦闘の使用については、一昔前の正直まんねり感あるスローアクションが多様されますが、
これがこの作品では調度良い感じで使われており、要所要所での爽快感が気持ち良いです。
3.スキル要素がわくてかする
ゲームに慣れて余裕が出てくるにつれて徐々にRPG要素がこれまた良い感じに加わってきます、
レベルが上がるごとにスキルポイントと能力値が与えられ自分の好きなようにキャラメイキングできるのですが、
これが相当面白い。
三種類のキャラそれぞれ固有にスキルを多数持っており、
スキルポイントを割り当てることにより使えるようになったり、効果を強化でき、
さらに能力値を振り分ける事により自分独自のキャラ構成が可能です。
)例えば防御無視で攻撃重視にし、敵軍につっこみ薙倒しまくる。
援護系スキル重視にしてひたすら後ろから回復スキル等で味方をサポート。
防御重視にしてデコイ役となり敵を引き付けてる間に攻撃重視の味方に暴れてもらう等、。
4.実は連携感が半端ない
序盤はごり押しに任せて進むことが可能ですが、
後半になるにつれ上記の例の様な 連携感が肝になってきます。
やはり普通に敵が強く、
難しくなってきますが連携の考え方一つで急に戦闘が楽になることもしばしば、
この時の助け合ってる感が僕はとても熱くなりました。
もうPT内でのVCがもの凄いことになってます。
そしてそれなりに詰みそうになるステージをクリアした時の達成感も最高潮に達せました。
5.装備関係が充実していてかつ奥が深い。
装備は部位ごとにメイン6箇所、アクセサリー3箇所、近接武器2箇所、遠距離武器1箇所と豊富に用意されており、
基本的な武器防具の能力値に加え、
体力+30等の追加能力値が付加された物なども獲得でき、
序盤は「おおこれ良いじゃん」などと適当に装備していくのですが、
後半につれてスキル付き防具(部位別に同スキルの防具を装備することにより重複数によってスキル特有の能力値が強化されていく最大6個)の存在に気づき、
コレクター心をくすぐられ、
敵の武器防具ドロップがやっぱりわくてか状態に。
6.周回を重ねても飽きない
一週目ノーマルまたはイージーのみ、二週目に上難易度ヒロイック、三週目に最高難易度レジェンド
と順番に難易度がアンロックされます。
前にどなたかのレビューで二週目難易度ヒロイックに上がった瞬間段違い的に難しくなったとありましたが、
実際にその通りです。
ですが一週目の経験での、良い感じの装備、スキルの組み合わせ、連携を生かすことにより、
四苦八苦しながらフレンドとクリアしていく感じがまたたまりません。
そして装備も新しい能力、スキル付加が増え二週目といえど飽きを感じさせません。
一周8から12時間程度と短いかもしれませんが飽きない周回を重ねることにより、
最終的にかなり長いこと遊べたので良い感じだと思います、
逆に一周20から30時間かかるものなら僕は途中で挫折してました。
7.レベルの感じが調度良い
レベル上限は決して短くもなく長過ぎもしない。
三週目の最高難易度をクリアする頃にはMAX一歩手前程度で調度良い。
レベルの上昇速度が良い感じ、
戦闘を楽しんでる間に気づいたら上がってたなんてこともしばしば。
しかも、決してレベル依存のゲームではない所が良い、
協力プレイでの多少のレベル差があっても全く気にならないほど。
結局三週完走するまでにレベル上げなどは一度もしませんでした。
8.最終的に楽しい
ちなみに敵は終始固めです、ですが、三週目に入る頃にはプレイヤー自身がかなり理想系に強化されており、
高難易度にも関わらず逆に爽快感溢れたゲーム展開になったりもします(能力と装備の組み合わせ次第で雑魚的が一撃死するスキルを覚える等)。
これが本当しつこいですが、今までの苦行を乗り切った感と爽快感が合わさり逆に楽しいです。
その後も三種類いるキャラを変えて一から等、いくらでも遊べます。
9.実績厨としても良い感じ
元々実績厨の僕は全実績解除目的でかつみんなで遊べるという理由で買ったゲームでしたが、
予想外に面白く、実績も最終難易度クリアする頃には全解除されていたという気持ちの良いオチが待ってました。
★悪い点
1.オン環境と一緒に遊んでくれるフレとVCがほぼ必須
良い点を見て分かってもらえる通り、オンライン協力プレイがメインです。
オフもまあそこそこ(ノーマル一周くらい)遊べますが、
やはり連携感が凄いゲームなので高難易度で即ダウンとられるAIと一緒では連携もくそもありません。
2.やっぱりバグがある
やはりこの手のゲーム、そして海外発、しょうがないと言えばしょうがないでしょう。
プレイが進むにつれ色々と不祥事が起こりますが、
それすらも跳ね除けてくれる楽しさをこのゲームは持ってます。
ちゃんとした対応、パッチがあるかどうかで評価が変わる可能性もハッキリ言って否めません。
3.オフラインでは普通に詰む可能性がある
ステージの途中一部では完全に戻れなくなる部分があります(ボス直前等。
これは2chでも相当叩かれていましたが、オン環境があれば解決です。
オンのマッチングで他の強い方に参加してもらって進めてもらう、
勝手に進まれるのが嫌なら、他の方が立ててる部屋に入ってレベル上げ、強いアイテムを集める。
他の部屋に入ってる間はレベル、持ち物のデータのみ引継ぎ可能です、
ゲームの進行状況は変わらないのでキャラを強化してから自分のデータを進めると良いでしょう。
総合
この手のゲームが好きならばほぼ間違いなくハマると思います、
そうでない方も戦闘が面白いのでそれなりに当たりは楽しめるかと。
そして結局、協力系ゲームはみんなでやればなんやかんやで楽しい、
オフは諸々あって無理。といった感じですね。
この先追加DLCでマップや難易度、追加実績、
インフレ修正(上記の最高難易度での雑魚的一撃死等)等対応してくれれば☆は五つじゃ足りないと思います。
オン環境がない場合では☆3つもあれば良いと思われ。
レビュータイトルは一緒に5週プレイしたフレと話し合った結果です。
The Lord of the Rings: The Two Towers 2004 Boxed Daily Calendar
Lord of the Rings、第2部のThe Two Towersの日めくりカレンダー。
The Fellowship of the Ringsの時と同じで、月~金までは一日1枚、土日は二日で1枚になっていますが、それでも300枚以上の違う写真を毎日眺めることができます。
写真そのものも大変美しく、使うのが勿体ないぐらい。
日めくりとしても、写真集としても存分に楽しめるものです。
また、前作と違ってややダークなイメージの仕上がりとなっていて、フロド達の道行きの辛さや苦労を表しているようです。
ファンなら持っていて後悔はしない一品だと思います。