百恵・アクトレス伝説
以前何枚かは百恵のオリジナルサウンドトラックを持っていました。もちろんLPでです。今回「赤い疑惑」の紙ジャケを購入して他のオリジナルサウンドトラックも購入したく探してみるとBOXセットのみ、僕は百恵の初期の作品が欲しかったのですが、そしてBOXは少し高価すぎます。ただ初期の2,3枚が欲しかっただけですのでそのうちお金が貯まったらDVDのBOXセットを購入しようと思います。それまでの間はこのCDで我慢します。そしてとても安く買えたので。ちなみに「潮騒」のテーマソング「少年の海」、ナレーション入りのをオリジナルアルバム「16才のテーマ」で聞いていましたがあまり好きではありませんでした。でもこのオリジナルサウンドトラックでSEつきで聞くと不思議に素敵な曲に聞こえます。
中古品はまだかなり安く販売してるので試しに購入してみてはいかがでしょうか?ちょっとした喜びです!
幻の名盤解放箱
と一部エディターレビューにあったが、まさにそんな感じ。この前の限定版が某オークションで7万円をつけたという歴史的な事実から約1年(発売が04年12月からずれ込んだので1年と2ヶ月か)、おまけも付いて、この「昭和裏歌謡大全集」とも言うべき素晴らしい「箱」が新装発売された。
中身について説明したいが、はっきり言って、できない。私本人の表現力不足もあるかもしれないが、この「箱」は言葉を拒絶する。よって、聴かないと良さがわからない。確かに値段は高いが、聴き終わったあと、半ば放心状態となり、すごいと拍手したくなる、そんなエネルギーを放つ楽曲がはちきれんばかりに詰まっている。
今回を逃すとまた5年は復活しないだろう。いやそれも希望的な観測であって、もう今回限りかもしれない。この機会を逸すると先述のように2倍以上という高額な対価と待ち時間をペイしてまでも入手するしかない。みんなの懐が暖かかった12月に発売を予定しておいて、2月にずれ込んだのは正直痛いが、しかし、やっぱり今買わないとダメだ。とにかく内容の良さは折り紙付きだ(そうでなければ、7万円などという価格がつくわけがない。そうまでして、みんなが欲しがっている証拠だからだ)。このチャンスを逃さず、是非あなたも名盤解放同盟にお入りください。
トランシルヴァニアの夕べ~珠玖加奈子フルート・コレクション~
殊玖加奈子さんのホームページに掲載されている、若いころからのフルートとの奮戦記やハンガリーでの人との出会いなどの話を読んでから聴くと、演奏者の人生や現在の心境がしみじみと心に沁みてきました。心が癒される1枚です。
苦の世界 (岩波文庫)
元は、ヒステリの妻に悩まされる男の話ということで始まったが、その妻を芸者にして離れてしまうと、男は無職で東京や千葉あたりをうろうろとする。
この作品の凄いところは、半田という男の嘘のつきかただと思った。半田は何の特にもならない、むしろ自腹で金を使って、すぐにばれるような嘘をつく。
宇野自身の傾倒していたという、ゴーゴリの作品とは何かが違うと思う。ドストエフスキーが「貧しい人」で主人公の口を使って非難しているような、人を馬鹿にしているところがないと思う。