D.Gray-man 10 [DVD]
可もなく不可もなくといったところでしょうか。
原作の話しのストックがあまり残されていないので、必然的にオリジナルの割合が多くなってます。
なくてもいいなと思う回もあれば、あったほうがよりキャラに深みが出ていい話だと思う回もあり、
全体としてみればオリジナルにしてはなかなかがんばっているという印象。
原作も十分面白いのですが展開が急すぎるところもあり、日常でキャラクターがどのような会話をしているかなど
物語の背景があまり伝わってこなかったので、そのあたりをアニメオリジナルはうまく組み込んであっていいと思います。
この巻は特にキャラの過去が掘り下げてあってそのあたりは評価したいところ。
桂文珍4「はてなの茶碗」「星野屋」
善人ばかりが登場する「はてなの茶碗」と、クセのある町人が繰り広げるひと騒動をつづった「星野屋」。笑いの質の高さはお墨つき。対照的なストーリー2話の組み合わせに☆5つといたしました。
D.Gray-man 22 (ジャンプコミックス)
まだ謎な部分が多いですが(また増えた)これから徐々に明らかになって行くんではないでしょうか。最後まで分からずじまいな作品もいくつか知ってますが(この時のガッカリ感はもう…でした。打ち切りとか色々な理由もあるんでしょうが)Dグレはそうならないだろうと期待してます。
私は初め神田と言うキャラがあまり好きではなかったんですが、実は誰よりも人間臭いキャラだった事が最近の話で分かり(私はそう感じました)好きになりました。 実はアレンもあまり好きではなかったんですが(すみません…)神田同様最近好きになりました。
ずっと気になってたルベリエの事もとうとう明らかになって来たり、新展開に突入したり、これからも楽しみです。(欲を言えばミランダさんの出番が増えると嬉しいんですが…)
ストーリーは良いです。絵も綺麗なのですが、やはり安定感がないのが少し残念なので★は4つとさせて頂きました。
D.Gray-man 02 [DVD]
当たり前ですがアニメのオリジナルストーリーもありますが原作の雰囲気を壊してないと思います。自分は本よりアニメの方が楽しめる人間なんで原作どおりの展開って言うのもつまらない感じなので、買ってよかったと思います。それとDVDについてくるアニメの設定資料のおまけもいいですよ。設定画が書いていてファンとしてはとても楽しめます。評価は高すぎると思う人もいると思いますが、自分のなかでは満点です。!!!!
星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則
○本書の位置付け
本書は、日経BP社が発行する経営誌「日経トップリーダー」の連載記事を加筆してまとめたものです。
星野リゾートが運営する全施設を2年かけて取材した結果だそうです。
○本書の構成
本書は全5部構成です。
第1部のみ、星野社長自身が語られている章です。
この第1部が本書の核です。残りの第2部〜5部は事例(ケーススタディ)です。
第2部〜5部では、教科書を経営に生かすためのポイントを学べます。
○レビュー
「教科書に書かれていることは正しく、実践で使える」が、星野社長の主張です。
教科書に書かれている内容は、経営の定石であり、経営判断の根拠や基準となり得ます。
基準を持つことで、判断がぶれない上、必要に応じて、基準を元に方向転換もできます。
「何も変えられないことが実は最も大きなリスクであることが多い」と星野社長も仰っています。
教科書を活用することのメリットを2点挙げています。
・自分の下した判断に自信を持てるようになる。社員に対して判断の理由を明快に説明できる。
・思い切った経営判断に勇気を持って踏み切るきっかけを与えてくれる。
星野社長が教科書通りの経営を実践されている理由は、
経営判断を誤るリスクを最小にしたいからです。
教科書は、手間と時間をかけて事例を調査し、集計・分析の結果法則を見つけ出し、
理論として体系化しています。内容は学問的に証明され、「一定条件のもとで」の
正しさはお墨付きであるため、教科書は参考にできると仰っています。
この「一定条件のもとで」という部分が最も重要であると思いますが、
明示的には言及されていません。
ただ、星野社長が教科書通りに経営できる理由の1つは、「一定条件のもと」の
「条件」を設定できる力をお持ちであるためであると思います。
事業環境の理解力(競争の前提条件の理解)、競争環境を理解した上での仮説の設定力、
そして、経営者としての判断力、意思決定力、実行力等が備わっているからこそだと思います。
星野社長ご自身は、このように仰っています。
教科書通りでうまくいかないとしたら、それは理解が不十分で取組みが
徹底されていないからに違いない。
「教科書の活用」ではなく、「教科書通り」という表現を使われる点が印象的です。
教科書の内容を実践する際は、100%教科書通りに、書かれていることを全て
忠実に実行することが重要であると仰っています。
100%全ての項目に対して徹底的に取り組むことで、初めて効果があると断言されています。
これには説得力があります。いいとこ取りではダメであるというこです。
教科書選びにおいては、書棚に1冊だけ置いてあるような本に注目すべきであると仰っています。
それらは、体系化された理論として生き残り、定石として一般的に認知されたことを示すからです。
本書で「教科書」として紹介されている書籍は「教科書中の教科書」です。
・ポーターの競争の戦略
・コトラーのマーケティング・マネジメント
・ビジョナリ・カンパニー など
最後に、星野社長の印象的な言葉です
自分の直感力を信じられない時に、教科書は自らの経営判断の根拠となり、
自信を持って頑張る勇気を与えてくれる。
経営者に限らず、自らの意思決定の根拠になる「教科書」を
見つけてみるきっかけになりそうです。