’80sドラマ・ソングブック
1987年に放送されたドラマ【ジャングル】の主題歌を歌った、ジャッキー・リン&パラビオンの「StrangersDream」が収録!
あの舌足らずでぎこちない日本語が私には印象的でした。
しかし、この1曲だけで解散してしまった…(苦笑)。
私には涙モノの作品です。
夜歩く (角川文庫―金田一耕助ファイル)
未映画化・金田一氏の登場が少ないからか読む順番的につい後回しにされてしまうのかもしれないが、間違いなく著者の作中Aランクの作品です。(かつてのあとがきにもファン投票では常にベスト5にランクされていると書かれていたと思います)
詳しい内容にこそ触れられませんが、
佝傴の新進画家蜂屋が足を撃たれ、古賀八千代令嬢のもとに顔無し佝傴の写真と共に「われ汝と結婚せん」との奇妙な手紙が来た事により古賀家を舞台に首無し殺人事件が発生します・・・。
首無し殺人・夢遊病・佝傴、金田一の登場場面の少なさ等、他の代表長編に比べると派手さには欠けるでしょうが、シンプルな登場人物、舞台設定の割りに複線の張り方が非常に巧妙であらためて流石と唸らされます。
何よりラスト一行にこめられた哀しみ・心の慟哭は他作の追随を許さず、本作を傑作、心に残る作品としてくれます。
犬神家の一族 デジタル・リマスター版 [DVD]
本編の映像に関しては、まあ、こんなもんかなと。
個人的には、LD版の方が発色も良いし高画質だとは思うけど、クリア過ぎて、作品世界の空気感とはちぐはぐな印象を与えてしまうのに対し、こちらの方は、世界感に相応の色調、画質だと思います。
こういった問題は、リスナーの使用するモニターやハード、それから個人の好み等で違うものなので、一概には言えないものです。
特典ディスクに関して。
印象としては、ほぼ全編、リメイク版の宣材集という感じで残念でした。
検証!にしてみてもオリジナル版に関して、もっと突っ込んだものが聞きたかった。
そもそも、角川春樹のインタビューが無いのは片手落ちでしょう。
そもそも彼の存在無くしては、犬神家の一族は語れないはず。というか、この映画そのものが存在しないはず。
何故、数ある横溝作品の中から犬神家の一族を選んだのか?
何故、市川崑監督だったのか?
何故、音楽に大野雄二を起用したのか?
おそらく、この映画に対する角川春樹自身の思い入れは誰より強いはず。
彼から語られるべき事は、山のようにあるはずなのに、この特典ディスクには見事なくらい、彼の存在は語られない。
一瀬隆重のインタビューなんかいらないよ。
コレクターズエディションと言うんだったら、いろいろな大人の事情をクリアにして、角川春樹を登場させて欲しかった。
なにせ、角川春樹事務所第一回作品なのだから。
金田一耕助の冒険 特別版
おどろおどろしい音楽。それが横溝正史ですね。
ボーナストラックの曲は最高です。
横溝正史シリーズの茶木みやこさんの曲も収録され、
最高です。横溝ファンは聞く価値アリですよ。
そうでない人もおすすめします。
犬神家の一族
ゲームシステムとしては新しい試みがあったのでそれなりに楽しめますが、ストーリーを知っているだけにワクワク・ドキドキ感がありませんでした。
ストーリー性が高いものはゲームにするのは難しいのではないかと実感しました。
ゲームのデザインがモノクロでキャラクターも少し劇画っぽいところが、時代や原作にあっており、全体評価としては星4つにしました。