味の素 ノ・ミカタ 3本入箱×5箱
以前、「アミノdeカンパイ」という商品があって愛用してましたが「アミノバイタル」の発がん性に疑いあり(米国FDA)のアセスルファムカリウム配合問題にひっぱられたため「ノ・ミカタ」にモデルチェンジ。
新製品は「しじみ(エキス)」が500個分!配合とかになってます。
「〇田胃酸」や「ウ〇ンの力」はたまた「駅蕎麦の天ぷらそば」で臭い消しなどやりましたが所詮付け焼刃。
でもこの2製品は抜群に効きました。(効きました→「アミノdeカンパイ」含む)
飲んだ後1包〜2包を水などで飲むだけ。これだけで翌日気持ち悪くならず体調もすっきりします。
飲み方や体調、人にもよると思いますが少なくとも僕には効きました。
でも「ノ・ミカタ」より「ノンダラ」「ノミスギ」とかにしたほうがいいような・・・。
翌日、二日酔いの臭いが気になる方はぜひ。
でも、飲む前に飲むとまたまた飲みすぎたりして。
責任は持てませんが・・・。
八日目の蝉 (中公文庫)
もとは’05年11月から’06年7月まで「読売新聞」夕刊に連載された、直木賞作家・角田光代の“泣ける”感動作。
’06年に創設された「中央公論文芸賞」の’07年第2回の受賞作。
檀れい、北乃きい出演によりNHKでドラマ化され、’10年4・5月に放映された。そのDVDも発売されている。また’11年4月には永作博美、井上真央出演で映画化、29日からGW全国ロードショーもされる。
不倫相手の乳幼児を誘拐し、3年半も逃亡生活を続けた野々宮希和子。彼女により薫と呼ばれて暮らし、希和子逮捕と共に本当の親元へ帰され、今は大学生となった秋山恵理菜。しかし恵理菜もまた妻子ある男の子供を身ごもる。
希和子と薫の逃亡生活を三人称で1章、2章では一人称で主に恵理菜のことを描きながらも希和子事件の実際のあらましにも触れている。この小説からは、このふたりの“母性愛の強さ”を感じないではいられなかった。世間一般には「犯罪」として、また「愚かな女」として「間違ったこと」をしたシチュエーションだろうけれども、すべてを捨ててもただひとつの大切なものを守りたいという思いが行間から切々とうかがわれるからである。
新聞連載小説でありながらこれほど魂が揺さぶられる物語を読んだのは、吉田修一の『悪人』以来であった。
とりわけ、ラスト数ページの希和子の描写が、ここまで読んできた者のこころをしっかりと捉えており、言葉ではいえないほどの余韻を残している。
異性
穂村さんの子供の頃のエピソードが、面白いですね。
「こんな本絶対に買うか!」と思っていた友人が購入し、
面白いから絶対買ってとの一押しで私も購入しました。
交換日記のような形で、
角田さん→穂村さん、
と順番に相手の手紙の内容に答えるような構成です。
日本だと、恋愛や愛についての内容って、
哲学の本で話題になったり流行ったりしないですよね。
エッセイという形で、ポップに?斜めに?
恋愛を語ることしかできない日本社会に少しさびしさを覚えます。
話題の一冊なので、買っても良いのかもしれません。
つまらなくはないですよ。
読書の箸休めには、なりました。
可能であれば、できるだけ立ち読みをおススメしますが。
八日目の蝉 DVD-BOX
映画の2時間半もあっと言う間だったがドラマの4時間半もあっと言う間だった。
映画は今年の映画賞を総ナメにするだろうしドラマは既にATP賞テレビグランプリを
受賞している。
映画もドラマも両方良いと言う事は役者や監督の力ではなく原作の力なのだろう。
許されない犯罪者である筈の希和子に対して憎しみではなくむしろ同情し応援してしまうのは
何故なのだろうか。
社会的に許されない筈の主人公が観客の支持を得ている映画。
「俺たちに明日はない」の主人公ボニー&クライドは強盗殺人犯だし
「ペーパームーン」は詐欺師の親子の物語である。
結局やっている事の良し悪しを考えさせなくする作品というのはその作品が傑作である
と言う事の証明なのかもしれない。
対岸の彼女 (文春文庫)
すごい作品だ。負け犬と勝ち犬の友情は成立するのか?なんて一言でとても片付けられるものではない(私もこの解説は問題ありと思う)。深く人間を、そして社会をもみつめている。人と社会と関わるとはどういうことなのか。何のために歳を重ねるのか。作者が投げかける疑問は重く、容赦がない。
葵の視点のみが小中学生あたりから現在へと順を追って記されていく。これが時間軸で物語を壮大にしている。
私は、葵の視点で描かれる3人目の主人公「ナナコ」にくぎ付けだった。小夜子と葵の間に流れる河とはまた違う、葵とナナコの間に流れる深い深い河。そこに「境遇」「社会構造」といったテーマを勝手に見出してしまうのは私だけだろうか。
最後は(やや無理に)明るめで、作者なりの見解をはっきりと示してくれているのは潔くすばらしい。が、身近な現実に戻ってみると全然解決した感じがせずむしろ空しさは深まるばかりだ。弱っている30代女性は読むタイミングに気をつけたほうが良いかもしれない・・・。愛読書「負け犬の遠吠え」に日々癒されている負け犬な私は、本書には激しく打ちのめされた。逆に、30代-40代女性以外の読者に、このリアルさが実感できるかどうかは甚だ疑問。だがそれを差し引いても、一読の価値あり。