空白 (Switch library)
インタビュー形式の問答集。数カ月経た取材で、前回の回答をご自身で覆されているのがリアルです
他のレビュアーさんにもあるように、まだ一つの形として世の中に発表するには早い気もしますが、
井上さんの苦しみを知れたのは、ファンとしてはありがたい気がしました
とくに連載というものに対する怖れは胸に迫るものがありましたね
あれだけの才能があって、ファンがついていて、それでもこれほど苦しむのですから、
何かを生み出すという作業はよほどきついのだと思います
「バガボンド」の華やかなフィナーレを願いながら、そう書くのも心苦しく思います
ロスト オデッセイ 特典 特製B2サイズポスター (原画:井上雄彦) 付き
坂口さん、植松さんがつくりあげる新作とはいえ、さすがにもう、ひと昔前の古臭い感じなのかなぁ・・という思いがありあまり期待せずにプレイし始めました。
でも、やっていくうちにどんどん引き込まれていきました。DVD4枚のうちまだ一枚しか終わってませんが、久々に「これはいい」とおもいました。印象的なイベント・・心にもぐっとくるものがありました。
これが自分の知ってるファイナルファンタジーやん!!これやん!これ!これ!
そんな風に感じています。
最近のFFが何か違うなぁ・・と感じてる方におすすめしたいです。
坂口さん、植松さん、ありがとう。
【期間限定盤】Smile(DVD付)
これは良い曲だな、これはイマイチだな、とか・・・
そんな評論家ぶった気持で音楽を聴くことが多くなっていました。
大好きなBUMPでもそんな風に聴いていることが増えていました。
でもこの曲はなんか、そういう次元じゃなくて・・・
藤原 基央という一人の人間の魂が、剥き出しのまま自分に突きつけられている感覚。
良いも悪いも無いんです、ただただ、心に響いてくるんです。
本当に久しぶりに、心で音楽を聴くことが出来た。救われた気がします。
BUZZER BEATER DVD-BOX
「原作者井上雄彦がバスケシーンの監修をしたハイクオリティのアニメ」
これだけである。
十分お買い得であるし、特にスラムダンクをご存じの方は楽しめる要素も
多いと思う。 「2nd Quarter」に進んで完結する。
元は深夜アニメである。いや、そんなことはどうでも良い。
ほとんど予備知識なしに飛び込んで正解だった。
原作とは本当はストーリーが違うのだが、十分(アニメそのものの質も含め)
楽しむことができた。
文句なく☆5つ!
バガボンド(34) (モーニング KC)
タイトルのロゴタイプも一新。
33巻で長らく停滞していたバガボンドが再び動き出した。
あまりに久々の巻ということで内容をうろ覚えの方も多いだろう。
井上さんもそう考えたのか、これまでのあらすじを絵巻風に描写したものが6ページに渡って収録されている。
内容については、それほどの進展はない。
この巻での武蔵は相変わらず悩んでいる。
しかし後に養子となるはずの「伊織」が登場したことによって、これまでぐるぐると渦巻いていた武蔵の悩みがいよいよ解消へと向っていく予感がする。
畑を大雨が台無しにする描写はまさに3・11の隠喩となっていて、それでも諦めずに畑を耕し直す武蔵に人間の生命力を見た。
父親を亡くし、ひとりぼっちになってしまった伊織に対して武蔵がこんなことを言う描写がある。
「お前の道を切り開け 父ちゃんが遺してくれたこの土地がある」
「種をまけ 明日のために 耕せ伊織」
宮城県在住の私には、漫画の中から武蔵がエールを送ってくれているように感じられて非常に嬉しい気持ちになった。
一方小次郎のほうも、名前だけは以前から出ていた剣術指南役の氏家氏が登場。
どうやら小次郎と氏家氏が試合を行うことになりそうだ。
物語は少しずつ転がっている。
“引き延ばし”という意見も分かるが、それでもちゃんと転がっている。
とにかく早く続きが読みたい。読む前よりもそう思わせてくれる巻でした。