ひだまりスケッチ×365 Vol.2 【完全生産限定版】 [DVD]
宮子と野良猫の話が好きな人は、この巻だけでも買いかもしれません。
私はアニメからひだまりに入った者ですが、この話はかなり感動しました。
四コマっていう表現の限られた枠であの話を考えたウメ先生も流石ですが、その枠を飛び出したアニメの方がやはり感動も大きかった。
アニメ観た人はわかると思いますが、あの表現技法はどう考えても泣けますよ!新房監督ズルイ!!
とにかく、あの話が好きな人には観てもらいたい。
TVアニメ「ひだまりスケッチ×365」キャラクターソングVol.1 ゆの
作曲 田代智一/作詞 畑亜貴
曲に関しては、ストレートに思いついたの出してみました。そんな印象です。
ゆのと阿澄さんの魅力が十分堪能できました。
2010年1月から「ひだまりスケッチ☆3つ」が始まります。OPはイントロが少し感動ちっくらしいですよ☆(ラジオ2回より)
今度はどんな曲を届けてくれるんでしょうか。楽しみ。
ひだまりスケッチ (5) (まんがタイムKRコミックス)
今回は乃莉、なずながメインの話が多くあり、とても和みました。
特になずなが、とある病気にかかる話は乃莉の優しさに読んでいて心が温かくなりました。
TVアニメ「ひだまりスケッチ×365」オリジナルサウンドトラック
日常に近い場面を表現するアニメでは、あんまり劇的な変化を表現する楽曲を必要としないため、前作と作品世界が全くといっていいくらい変化しない場合、新たに書き起こされる楽曲はどうしても印象が薄くなってしまいます。それと、どうしても前作で作られた楽曲にない音楽を補完するものとなるため、サントラCDを通しで聞くと何か食い足りないものを感じたりするものです。
そういった印象を受ける場合は、前作と主旋律が似ていたりアレンジしたものが多くを占めたり、間合いとかがそんなに変わらないことによると思われます。それと、楽曲1つを切り離して聞いてもいまいちピンと来ないようです。
そういった印象を持ってしまいそうになったのですが、前作以上にいろんなジャンルのテイストを盛り込んでいて、菊谷さんの引き出しの多さをあらためて感じたのが、ひだまりスケッチ×365のサントラだったりします。
今回は、1つの楽曲にそれほど多くない楽器を使い、旋律がイメージするものにかなりマッチした楽器を選択しているという、かなり厳しい条件を強いて作られている印象です。それは、ブックレットの冨田明宏さんのTEXTにもあるように、絶妙なタイム感つまり”間”がうまく作り込まれていることにつながっているのかもしれません。映像表現や台詞、音楽をつける時の間は比較的意識されることがありますが、音楽自体が場面の雰囲気を作り出す場合、そういった間を作り出せるかどうかが重要です。それに前作と今回の作品いずれでも作り出せたことは、アレンジャーとして多くの作品を作ってきた能力のなせるワザということなのでしょう。
ひだまりスケッチ どこでもすごろく×365
このゲームのシステムを簡単に説明すると、以下になります。
'@プレイヤーは4人のうち1人を選んで、残りの3人を相手にすごろく勝負をする。
すごろくはひと月ごと1ステージで、全12ステージを順番にプレイする。
'Aプレイヤーはすごろくをプレイしつつ、様々な方法で「ポイント」を入手する。
ポイントは、無条件にもらえたり、相手キャラから奪ったり、ミニゲームのご褒美としてもらえる。
'B全12ステージを終了すると、それまでに稼いだポイントが「確定」し、
そのポイントを利用してCGギャラリーを埋めることができる。
'Cミニゲームは約10個用意されていて、それぞれに難易度が1〜4まで設定されているが、
実際のすごろくの中で、そのゲームのその難易度を1度でもプレイしない限り、
単独のミニゲームとしてはプレイできない(「○○をさがせ!」を除く)。
以上のようになります。ゲームとしては、「すごろく」と「ミニゲーム」の2本立てと言ったところです。
ところが、メインであるはずの「すごろく」が、仕様ほどには戦略性に乏しいのです。
というのも、偶然の要素の比率が大きいのもそうなのですが、
サイコロで狙った目を出したり、特定のマスの機能を変化させてしまうという、
戦略性を持った「アイテム」が、ほとんど手に入らないからです。
「アイテム」は、アイテムがもらえるマスに止まればもらえるのですが、そのマスそのものが多くありません。
従って、プレイヤーはアイテムを駆使して戦略的にすごろくを進める、というより、
相手キャラとの「じゃんけん」でポイントを奪ったり、特定の目を出して6マスワープしたりするような、
偶然的要素に頼ってすごろくを進めることになってしまうのです。
なので、すごろく本編にあまり期待はできません。
むしろ、すごろくをプレイすることで得た、ミニゲームをプレイする権利の方が重要なのです。
なぜなら、このゲーム、ミニゲームはそこそこ上手に、バランス良くつくられているからです。
例えば、1対3で雪合戦をする「ゆきだまクライシス」や、2on2のバレーボールをする「やまぶき高校バレーボール部」などは、
一定のアクション性をもっていてそれなりに楽しめますし、
「QUIZやまぶきDREAMS ひだまり荘の奇跡」(w)では、難易度3や4だと、かなりの難問が出題され、
アニメ1期2期を一通り観た自分でも分からなかった問題もありました。
そして、ミニゲーム中最大の目玉と言ってもいいのが、いわゆるリズムゲームの、「カラオケの王女様」です。
これは、『x365』のときに発売された、各キャラのキャラクターソング4曲を土台にして、
タッチペンのみを使ったシンプルなリズムゲームになっているのですが、
『x365』のときのキャラソンは、どれも曲として出来が良い上に、キャラクターが目の前で歌ってくれるので、
原作としてのアニメそのもの、あるいはキャラクター4人またはそれぞれの声優さんのファンの方には、
非常に楽しめるミニゲームになっています。
(個人的には、この「カラオケの王女様」だけでこのゲームそのものの半分を占めると思っていますw)
PSPの初音ミクや『けいおん!』といった、キャラクターもののリズムゲームの出来には到底及びませんが、
『ひだまりスケッチ』のリズムゲームがプレイできるという点だけでも、このゲームには非常な価値があると思います。
ただ、惜しむらくは、容量のせいなのか、各キャラ1曲(つまりA面曲だけ)しかプレイできないこと、
「1メロディ・1コーラス」分しかプレイできないこと、そして、
吉野屋先生など、サブキャラクターではプレイできないことでしょう。
しかし、この4曲に加え、OPで流れる『?でわっしょい』が気軽に聴けるというのは、ありがたいことです。
以上、トータルとして考えてみると、
'@すごろく本体に、「いたスト」や「人生ゲーム」のような戦略性は期待しないこと
'Aその代わり、「ひだまり」のキャラを使ったミニゲームが豊富にあること
'B特に、キャラソンを使ったリズムゲームは、ファンには垂涎のものであること
となり、やはりDS特有のキャラクターゲームとしての性格がかなり強く出ていると思います。
逆に言えば、「ひだまり」ファンの方にはかなりお勧めのコレクターズアイテムだと言うこともできます。
ゲーム専門ショップや、ブックオフ等新古書店ではめったに見かけない商品なので、
ファンの方はネット上に在庫があるうちに、中古でも良いので買っておいた方が良いかもしれません。