月刊永作博美 (SHINCHO MOOK)
壁に手をつきバックの姿勢をとる。しかも下着は半ケツ状態。女優とはいえ、こんなポーズをとることは、なかなか出来ないはずです。顔のアップなど、上半身アップの写真が特に印象的です。映画やドラマで見られる母性本能に溢れる笑顔はありませんが、その後ろ姿に、読者の誰もを受け入れてくれる母性を感じ、女優としてのいやらしさが見事に表現された作品だと思います。
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原作を読んで、山崎ナオコーラさんの文章のなんとも言えない空気感がおもしろかったし、映画の主演は大ファンの永作さんだしということで、公開終了ギリギリのところで無理矢理時間をつくり見にいきました。おそらく、今年度公開の映画の中で一番楽しみだった本作。
あーーーおもしろかった!です。
大人の女、ほとんどスッピンで色気の無い下着を身につけた、アホ毛のたった30後半女の永作さん演じるユリ。(永作さんのスッピンは神々しいです)
同年代の女の子から好かれている朴訥な優しさをもった不器用な青年、松山君演じる19歳のみるめ。(松山ケンイチ君かっこよすぎです・・・)
この二人のシーンのなまめかしさは、本当にどきどきします。変なAVとかより、ずっと、色っぽいし、観客を思わずはにかませてしまう何かがあります。特にユリがみるめにヌードモデルを頼むところなどもう・・・。
原作もそうですけど、題名の割に、何かすごいエロシーンがあるわけじゃないんですよ。そんな刺激的な映画じゃない。淡々と日常が流れ出しているような映画です。耳元でそっとやさいいメロディを流し続けているような映画です。それで、確かにシーンが冗長なところはありましたが、日常ってそんなもんでしょう?くだらない間の繰り返しです。
なんか、すごくこう、恋をしたくさせます。
頬が熱くなって、体の温度が上がります。テンションも上がります。
甘酸っぱいフルーツを頬張ったような、すごくキュンとなる可愛い映画。是非見てみてください。
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泣く以外にどうしたらいいのでしょうか。
他に何か、考えられるでしょうか。
切な過ぎると言っておきましょうか。
永作博美と緒形直人の組み合わせだから、なし得た偉業でもあります。