日本人の知らない日本語
キングギドラは三つ頭があっても1匹なら1頭って言う?
日本語を習う外国人が、日本語教師にぶつける質問は、ずれてはいても、するどい。
「教えて頂けますか」と「教えてくださいませんか」の違いは?
そんなことを知る以前に、外国人が習うべき日本語はごまんとあると思うが、
そういうところが知りたい、というのは英語を習う身として良く分かる。
外国語を習うというと、日本では今や、語学学校もハウツウ本も学校も実用性を追っているようだが、本当は自分が興味を持つところから突破していくものなのだ。
バランスの取れた言葉の習得なんてありえないし、魅力もない。
「全部白状しろ。楽になるぞ」への正しい答え方は?
という海外の教材も楽しい。
類書数多あれど、本書は目の付け所が際立って、抜群に面白い。
17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義
結局のところ、人間の文化というのはなぜ生きているのか、死とは何かという疑問に対する答えを探してきた歴史であることがとてもわかりやすく書かれている。そのために宗教が大昔から存在しているため、現代日本のように宗教との距離がある文化は異質だと感じた。個人的には、一神教と多神教の背景の違いがよく整理されており、勉強になった。また、仏教は今までは食わず嫌いで全く知らなかったのだが、親鸞の教えにはとても共感したため、ぜひ歎異抄を読んでみたいと思った。
爆笑!英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語
今まで、一番正しいと思っていた教科書の英語が、古臭い言葉に聞こえるなんて!
ショックでした…私は侍みたいな言葉遣いをしていたのか…
内容は、絵も文章もとても簡潔で分かりやすかったです。
ネイティブの人が使うような、英語の会話力を身につけたい方におすすめです。
言葉は、日々進化する生き物だと感じた本でした。
とっても勉強になりました!
発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)
著者自身が当事者からか、問題行動のにいたってしまうプロセスの理解が非常に的確である。発達アンバランスの症候群とか、はるかに弱いストレス耐性とかいう考えは、あまり他書では見ないものの、ADHDに困っている人間から見ると、何度もうなずけるだろう。ADHDの新書いろいろあるなかで、この本は上位のものです。