どこかで聴いたクラシック ピアノ・ベスト101
ピアノの曲集をいろいろ探しましたがこのCDを購入しました。演奏は一流の人で良いですし録音も良くさすがレコードの名門であるDECCAが作った全集だと思いました。購入して大変満足です。また良い点の一つとしてCDの納められているケースがきちっとしたプラスチックのケースで、とかく不織布の袋のみという会社もありますがこの全集は大変価値感が高い商品となっています。ピアノの好きな人には最適な全集でしょう。お勧めの全集です。
ベスト・ピアノ100
以下のような方には超おすすめ
1.ちょっとクラシックが好きな方、でも同じ作曲家を1時間聞いているとちょっと飽きてしまう人
2.車を運転しながら、家事をしながら、本を読みながらら、勉強しながら、仕事をしながらクラシックを聞く方
メリットとしては
1.広範囲にわたっている。まともにそろえようとすると数万円、もしくは数十万円かかってしまう曲揃え
2.いろいろな曲が入っているのでとにかく飽きない。
デメリットとしては
1.好きな曲が必ずしも入っていない(例えばラモー)←他のシリーズにあるのでしょうか?
音質に関していえば音質が悪いというより古いといったほうが正確ではないでしょうか
最高の音質のものをこの価格でこれだけかき集めるのは版権などの問題で不可能だと思います。
そもそも作曲家や演奏家からして見れば自分たちの作品がこれだけばらばらにされ、かき集められることに賛同するとはとても思えません。ある意味、このシリーズは作曲家や演奏家を侮辱しているとも言えます。
本当に聞き手優先の(あるいは売り手優先の)企画だと思います。
だから、聞き手にとっては超お買い得
ムソルグスキー:展覧会の絵
もちろん「展覧会の絵」が目当てで聴いたのですが、バッハの「トッカータ,アダージョとフーガ」もグリンカの「ひばり」も本当に見事です。
バッハ作品は、低音の完璧な構造が素晴らしいと同時に、崇高な高音が印象的です。一転して「ひばり」は、抒情的な究極の美しさで涙を誘います。当然のことながら「展覧会の絵」は大迫力であると同時に繊細で、イマジネーションの世界を豊かに広げてくれます。
ライナーノーツのコメントに一言。バッハとムソルグスキーの間に「ちょっと一息」的に入っているように書かれていた小品の「ひばり」ですが、こんなに美しい演奏を聴きながら一息つける人なんているんでしょうかね。
聴く側の心(の深い部分)をつかんで離さないキーシンのピアノでした。星5個では足りません。
バラキレフ: イスラメイ(東洋風幻想曲)/ヘンレ社原典版
ヘンレ版のイスラメイがとても良いことに気づきました。
印刷ミスもほとんどなく、印字もきれいで、とても譜読みしやすいです。
たっぷりスペースをとってあるので、書き込みをしても見易いです。
一つ難点をあげると、途中でメロディーが切れてしまうのもお構いなしに
小節が次ページに移っているので、あらかじめ譜めくりのタイミングを考えないといけません。
中古品の半額で買いましたが、新品同様でした。びっくりです。
イスラメイ - 100年の時を経て甦る、ピアノの黄金時代
今やYouTubeのピアノ演奏のアクセス数が、100万に達するという彩サン。その鮮やかな個性故に、あえてコンクールに出ずに、ハンガリー、ニューヨーク、東京でピアニストとしてのキャリアを重ねられ、満を持して今月、コロンビアからメジャーデビューされました。デビューアルバムのライブレコーディングで初めて演奏をお聴きした時には、愛らしい外見からは予想もつかないパワフルなピアノに圧倒され、「ラ・カンパネラ」では身体が座席に張り付いてしまう程のパワーを感じました。あれから3年。NYCでタープマン奏法を身につけた彩サンは、エレガントかつパワフルにピアノから最高の音色を引き出すレディへと成長されました。デビューアルバムと聴き比べていただくと、より楽しめると思います。今回の録音には1912年制作のヴィンテージ・スタインウェイが使用されています。ぼくは彩サンがコンサートの時にヴィンテージでショパンを弾かれるのを実際に聴きましたが、深みのある色彩豊かな音色でした。彩サンはまだ23歳とお若いですが、人生経験豊かで今まで様々な困難を乗り越えられてきました。そして自分が困難な時でも、困っている人を見ると決して見過ごすことのできない方です。その姿勢に共感してファンになる方もたくさんいます。そんな彩サンの優しさと強さが、ピアノ演奏に豊かに反映されています。圧倒する超絶技巧の持ち主ではありますが、愛に裏打ちされています。ピアノ愛好者にも、初めての方にも、ぜひ聴いていただきたい一枚です♪