Best of Howard Jones
84年高校卒業と同時に浪人、85年とりあえず大学に入学した者
として、当時彼の音楽は耳にも心にも残りました。
そんなキモチをもう一度味わいたくて、探し当てたのがこの盤でした。
結果、大正解。当時のおいしい曲、そしてその後彼のことをフォロー
しなくなってからの曲もおいしい部分だけを味わえる、超お得盤では
ないでしょうか。
超蛇足ですが、筆者の大好きな漫画家で川原泉さんという方がいる
のですが、初期の彼女の作品に彼をモデルにしたモノがあります。
「青い目の食欲魔人 ミソスープは哲学する」だったかな、そんな
題名です。「カレーの王子様 食欲魔人シリーズ」という単行本に
入っていると思います。少女漫画ですが、ご興味があればご一読を。
ミッシング [DVD]
役者の魅力は楽しめたけど、
物語は、いまいちピンと来なかった。
なぜインディアンは悪なのか。
その一方的な描き方が鼻についた。
父娘の確執も、偏った民族描写に
共感できず、色あせてしまった。
良かったのはケイト・ブランシェット。
呪いを受けるシーンなど迫力でした。
トミー・リー・ジョーンズもいい感じ。
味があるし、存在感がありました。
つまらなくはないが、強く惹かれる
ものもなく、心に響かない映画でした。
七人の魔法使い
どうしてジョーンズ作品は、次から次へと読みたくなってしまうのかと思っていたが、この本を読んでようやく気がついた。
ジョーンズのファンタジーは、家族の物語だからだ。
魔法を扱ってはいるが、その舞台はいつも私たちが暮らすこの社会であり、普通の家庭だ。
この本のサイクス家も然り。
小説の中で繰り広げられる親子喧嘩をはじめとする家族のいさかいや、学校でのトラブルなど、
案外身近なところにエピソードが溢れているからなのだ。
もちろん、それにはジョーンズ一流の味付けがしてある。
いくら魔法使いといえども、その力を暴力的に振りかざすのではなく、
一定の規制や秩序の上でなければ使えないところがいい。
ただの人間である私たちには、なんて安心できることか。
この本も、終わり近くになるとまるでドミノ倒しのように謎が解けてゆく。
それは私の想像を遥かに超え、思いもかけない方向へと飛んで行き、
書いているジョーンズも笑いが止まらなくなったそうだが、私も大笑いしながら読んだ。
スケールのでかい兄弟げんかを描いているが、時空を駆け巡ったハワードの最後の決心が至極心に残った。
でも、彼がどんな風に成長するかは…神のみぞ知る、だよね。
邦題を『七人の魔法使い』とした訳者にも拍手。
バッグス・バニーは永遠に! ‾チャック・ジョーンズの贈り物‾ [DVD]
これは子供向けではありません。バックスバニーのファンの為のドキュメンタリーです。日本ではあまりメジャーではトゥーンアニメなのでどれだけのファンがいるかは未知数ですが、ファンにはコレクションとして最適でしょう。
スターバックス成功物語
悩んでいる経営者が多い今、社是・社訓や経営理念など原点に戻ろうという動きが至るところで見受けられます。大手食品メーカーを中心に頻繁に発生する不祥事などは創業当時の理念が薄れていった末の出来事なのでしょう。この本はまさに経営理念を常に念頭に置き、舵取りをし、成長していったストーリーが克明につづられています。経営者として選択をせまられた時に、どちらの選択が経営理念に即しているか、最高の品質のコーヒーを届けるという使命を貫徹するんだという想いがひしひしと伝わり、スターバックスのすごさがより一層理解できたように思います。年に数回しか行かなかったスターバックスへ、読み終わってからは週に数回行ってしまうほど影響を受けました。