Live in the Heartland [Blu-ray] [Import]
やっぱBD、画質には、文句なし。音声もdts HD master audioで、バッチリです。ハードな曲も得にバラードは、素晴らしいの一言。なんで日本であまり人気でないでしょうか?sound stage のライブです。日が沈む夕暮れ時にアルコールでも飲みながら見たい感じです。
Setlist: the Very Best of Reo Speedwagon Live
これも良いです。14曲中7曲が未発表バージョンです。曲間も切れることなく、いろいろな年代のライヴが上手く編集されています。おすすめです。
Hits
その昔聴き込んだバンドのベスト盤は、思い出と一緒に当時の事を鮮明に思い起こさせてくれます。なんとなく聞いたアルバム『WHEELS ARE TURNIN'』が始まりで、長いライブ活動で培われたハリのあるボーカルと情熱のギター、何と言っても力強く楽しくまた哀愁のある楽曲群にあっという間に取り憑かれた。その後、同系の38スペシャルやZZ TOP、ライブが得意なグレイトフル・デッドなども好きになったことは言わずもかな。
このベスト盤は、バンドの主に80年代のヒット曲、代表曲をほぼ網羅したもので、「in your letter」が入っていれば・・。80年代にこのバンドに馴染んだ方にとってはベストでしょう。やはり「CAN'T FIGHT THIS FEELING」は、ピアノのリフと切ない泣きのギター、抑えきれない感情をだんだん昂揚していく曲調とメロディーでみごとに表現している名曲だと思います。
彼らにも長い長い下積み時代があり、「Hi Infidelity」以前にアルバム10数枚と膨大なライブ活動があり、当時ラジオのライブ音源を聴いたが、その時の曲も確かいい感触だったと記憶しているので、アンソロジーかライブ音源を今のリマスタで発売して欲しいとホント期待してますよ。このベスト盤のラストの曲はライブ音源ですが、彼等の真骨頂といえる素晴らしいの一言。このバンドはやっぱりライブよ。
Essential Reo Speedwagon
アメリカン・ロックの中心的バンドという印象も強いREOスピードワゴン。
今作「The Essential REO Speedwagon」はレーベル企画のベスト盤で、
'71年~'99年の楽曲から、代表曲33曲を2枚組に纏めた作品集。
REOのフロントマン、ケヴィン・クローニンが寄稿しており、準公認盤とも言えます。
Disc-1ではプログレッシヴ,サザン・ロック,ウェストコースト等、
彼らの70年代の幅広い楽曲を味わえ、Disc-2では特に80年代のアメリカン・ロックを軸に、
メロディアスな楽曲と軽快に弾む演奏を充分に堪能出来る流れです。
次に、未発表ヴァージョン扱いの「Son Of A Poor Man」について。
熱心なファンなら御存知のように、ケヴィンは'73年に一度脱退し、
完成したアルバムではマイク・マーフィーが歌い直しましたが、
今回のものは当時ケヴィンの残した歌声でのミックス。
但し、後述する'80年のベスト盤でも同じ試みが為されており、
各楽器の左右での分離等が異なりますが、全体像はほぼ同じです。
さらに、主なREOのベスト盤との選曲の重複に関して。
'80年の「A Decade Of Rock And Roll 1970 To 1980」の19曲中17曲、
'91年の「The Second Decade Of Rock And Roll 1981 To 1991」の17曲中11曲、
'88年の「The Hits」の14曲中13曲、'99年の「The Ballads」の13曲中9曲が重複で、
これら全て所有済なら、今回の33曲中32曲が重複です(ヴァージョン違いも含めて)。
とは言え、'71年~'99年の長期間をフォローするベスト盤としては良く練られているし、
幾分低価格なので、これからREOの音楽に接しようという方にも聴いてほしい作品集です。
Hi Infidelity
とにかく文句なしに素晴らしい。
シンプルなメロディを爽快なサウンドに乗せて歌うのが彼らの最大の持ち味だが、
さらにこのアルバムは心地よい緊迫感と元気の良さ、曲のクオリティが際立っている。
全曲良いが、特にレコードでのA面(Don't Let Him Go〜Take It On The Run)の
5曲の流れは非の打ち所がない完璧な展開で一気に聴かせる。
REOは普通に聴きやすい曲を書くが、
曲中でもさらに盛り上げるメロディ展開があり、
このアルバムではそれが冴え渡っていて
キュンとするような甘酸っぱさが本当にたまらない。
別段スター性がある訳でもなく、
長らく不遇の時代を過ごした彼らだが、これで売れなければ終わりだ!
というテンションがこのアルバムでは爆発しており、
曲も演奏も25年以上経った今でも
古くさくなく、むしろ今の方が新鮮に聴ける。
これ以降の彼らも良いアルバムもあるが、
このアルバムのテイストを拡大生産しているイメージはやはり持ってしまう。
当時よく聴いており最近になって買いなおしたが
同じように聴き込むことが出来る。
土壇場の開き直りが生んだ、まさに大傑作と言えるアルバムだと思う。