サウンドシアターシリーズ「七色仮面」
今人気の声優さんでレトロなヒーローを蘇らせる、というコンセプトが楽しいですね。
実際、皆さん達者な方ばかりで、とても安定していて聞きごたえもありました。
悪の組織の要人暗殺計画をヒーローが阻止する、という昔ながらのシンプルな筋立ての中で、
組織に利用されている少年トキオの内面を丁寧に描いているところも引き込まれます。
ことに、トキオの感情の動きを表現する石田さんの演技が見事です。
ただ、そのせいかトキオに重点が行き過ぎ、ヒーロー七色仮面が単なる狂言回しになってしまっていたのが残念。
「七色仮面」の個性がいまひとつ伝わってきませんでした。
どんな相手にも化けてしまうという特徴も、それほどストーリーに活かされていなかったと思うし、
それを声の芝居で効果的に演出できてもいなかった気がします。
(そういう意味で一番面白かったのは、ラストの取ってつけたような大団円部分でした)
せっかくヒーローシリーズとしてのリリースなので、もう少しヒーローの個性を魅力的に描いて欲しかったです。
テニスの王子様 FAN DISC ~Animation's 10th Anniversary~ [DVD]
クリスマス直前に発売のアニバーサリーDVDと
いうことで、自分へのご褒美のつもりで購入。
まずテニプリフェスに行っていなかった人には
声優さんの「じゃんけん新ユニット勝ち抜き戦」など
楽しいステージの映像がたまりません。
そのバックステージで繰り広げられるメンバー
の賑やかなコミュニケーションも収録されていますし、
またフェス開催前に行われた、各学校の代表声優さん
による記者会見もそれぞれの個性が出ていて面白い。
ただ、ピクチャードラマは全てOVAの使い回しの絵が
一枚のみ。アフレコだけが録りおろしです。
若干物足らなさを感じますが、脚本が濃密なので
お値段分はこのキャラ達の美味な絡みで仕方ないかも。
●白石の花壇作りを手伝う小春とユウジ、光。
●一年の夏、青学メンバーがアイス食べながら会話。
●ブン太をワクワクしながら尾行するジローと怯えるブン太。
●九州二翼の獅子楽時代の二人の日常会話。
特に私は橘さんと千歳の仲良い熊本時代のやり取りが聞けて
凄く楽しく、これだけでも充分買う価値がありました。
千歳が四天のメンツと話す時と橘さん相手の時とでかなり
態度が違います。とてもオープンで甘えている感じ。
劇場版のアフレコテスト風景なども普段見られない
貴重な映像で、欠員している声優さんの声を別の声優さん
が演じたり、とてもリラックスした皆さんの姿があります。
木手役の新垣さんに女性陣が「出た!」「来た!」と反応♪
2000円近くして「時間短いなあ…」とも思いますが、
内容がそれなりに充実していたので★四つで。
フェス映像もドラマも
どの学校好きさんでも楽しめる一枚です。
癒守石05
この癒守石シリーズはCDが本編とおまけの二枚入っていて
一枚目の本編では宮野さん演じる『珊瑚(さんご)』と『煙(えん)』との一緒に過ごす日常が
語られています。
『珊瑚』は精霊界での講師をしていてやさしいやわらかな声で聞いていて甘えたくなる声でした。
性格は絵ではおとなしそうなのですが意外と元気で明るくたまーに宮野さんの地が出てた気がします(笑)
『煙』は精霊界で火消しをしていて今までの癒守石シリーズにはいなかったワイルド系の大人って感じがしました。
ちょっと切ない箇所があると思ったら『煙』と温泉に行くストーリーもあり聞いてて飽きなかったです。
おまけのCDは二人の掛け合いで二人とも本編とは違うテンションで特に3番目の【放火事件を追え!】という話が
ちょっと設定が変わっていてギャグが多く入っていて面白かったです(p*′▽`)p
フリートークもなんか宮野さんの「エステに行きたい」と言う発言から盛り上がっていき10分近くあって
キャラではない素の二人の会話が聞いていて楽しかったです。
癒守石シリーズの精霊たちは大人という設定が多かったのですが、今回の二人は今までの精霊よりも
大人びている気がしました。
癒守石は豪華声優でキャラもたくさんいるので他のキャラとの掛け合いも聞いてみたかったです・・・
これで終わってしまうのは残念です( 。-_-。)
薩摩燃ゆ
-いつまでもかわらないこと-
広辞苑には「万古不易」の意味としてこのように掲載されています。
調所笑左衛門広郷
私はこの人物を知らなかったし、タイトルから「薩摩」のことが書いてある小説だろうとしか思わなかった。
薩摩島津家関連で小説に登場する主人公と言えば、島津義弘・斉彬・久光、西郷、大久保、大山巌、桐野利秋、東郷平八郎くらいが相場だ。
目次には「借金五百万両」「黒糖地獄」「唐物抜荷」…とただならぬ様子。
しかし読み進めるとエンディングまではあっという間だった。
主君重豪の命を受け、53歳で藩財政改革主任に抜擢されて73歳で自害するまで、多くの犠牲を払ってまで改革を推し進めたその「信念」と「忠孝」の心に感銘を受けた。広郷が「幕末から明治維新後の日本の歴史の基点の一つになっている」と言っても過言ではないような気がした。そして今、私たちは多くの犠牲の上に立っている、生かされていることを再確認した。
日本の歴史を顧みて、今日までの多くの犠牲を無駄にしてはならないとこの本を読み終えて改めて思った。
こにたんといっしょ(前編) [DVD]
回分の放送と撮りおろしの合計3本、収録時間75分の内容は、価格と比べて過不足なし。
小西さん、もしくはゲスト(生天目さん、置鮎さん、小野坂さん)のファンならばそれなりに納得のいく内容かと思いますのでおススメさせていただきます。
DVD作成に当たってお金をかけた感じはないですが、その素朴感に妙な笑いを誘われます。
個人的には置鮎さんの体力測定姿が可愛くておススメです。
また、小野坂さんゲストの撮りおろしは、別番組O+Kと雰囲気まるで同じです(笑)
O+Kやパラ☆ラボなど小野坂さんが出ている番組が好きな方は、間違いなく見て笑えるかと思います。