Miss Saigon
崩落したベトナムの地で
アメリカ兵とクリスと恋に落ちた
ベトナム人の少女キム。
永遠の愛を誓うも
両者は離れ離れに。
でもね、
彼女の元に残ったのは、
ベトナム戦争の傷痕だけじゃなかった。
息子タム。
その顔にはクリスの面影。
彼女は息子を抱きよせながら、歌う。
“命をあげよう”
クリスがいつか戻ってくると信じ、
そして、タムのために
強く生きていくことを決意する。
さるきちには、本田美奈子演じる
キムの姿が思い出されます。
ぎらぎらと、
闘志と呼ぶにふさわしいほどの生命力が、
その細身の身体ににじみ出ていました。
その姿に、
ココロ震え、涙があふれてきます。
女として、母として、ヒトとして、
生きることを選んだ、
強い女性、キム。
さるきちにも、同じ生命が宿っているはずなのに、
この違いはなんだろう。
切迫感?
緊張感?
平和ボケした現代の日本に生きている
さるきちの生命は
線香花火のように
か弱い火花をちらしているだけです。
それでも、生きちゃっているんだな。
さるきち堕ちた時に
元気をもらうためにかけるアルバムです。
勇者30 超速短編集 (みのり文庫)
30行のストーリーが100作くらいつまった超短編集。
なぜ30行なのかは、原作ゲームをプレイした方ならお分かりでしょう。
原作のあのノリを楽しめた方なら、この小説も楽しめるはず。
原作を知らない方も、これは話のネタになります。
ルネサンスのクリスマス音楽
NHK-FMの朝のバロック音楽の番組で学生の頃(25年以上前)にこの録音を知りました。皆川達夫氏の紹介だったでしょうか。それ以来忘れられず、時々LPレコードで聴いておりました。CD版が出るのをずっと待っていました。本当に嬉しいです。クリスマスの季節は過ぎましたが、是非聴いてみてください。素朴な旋律とハーモニーに心を洗われます。賛美歌にもなっているプレトリウスの作品が特に好きです。ブロックフレーテ奏者のH.M.リンデがバリトンの美声を聞かせてくれています。ゲルヴィッヒのリュートの音も良いですね。