ドラゴン桜 DVD-BOX
面白かったです。単に受験のテクニックを教えるだけでなく、
社会に出てから初めてわかること、
教育界の理想と現実はやっぱり違うことなんかを
阿部寛が斬って言い捨てる場面は
ほんとにその通りうんうん、と頷きながら見てしまいました。
「今の世の中やっぱり学歴社会」
「上のものが下のものから搾取している」
「社会のルールは頭のいい人間が自分の都合のいいように作っている」
などなど今のこの格差社会を象徴するかのような
言葉の数々、見事です。
またこのドラマを見てしまうと受験前の方は
自分も東大に行けるんじゃないかと思えてしまうんじゃないでしょうか。
だめだめな自分でも努力すれば道は開けるんだと
勇気付けられるドラマでした。
砂の栄冠(7) (ヤンマガKCスペシャル)
延長15回に及んだ東横浜戦もついに決着。
そして、秋から冬のオフシーズンに入ります。
高校野球は公式戦のないこの期間、ひたすら練習するわけですが、
漫然とその日を過ごしていたのでは強くなれない。
主人公・七嶋がどんな工夫を凝らしたか、是非お読み下さい。
三田紀房さんの野球漫画は、試合だけじゃなく練習風景も面白いです。
ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~
東京都で民間人初の公立中学校長に就任し、「世の中科」を実践している藤原和博氏の章を3回続けて読んだ。
そうだったのか。
戦後の「成長社会」から正解がひとつではない「成熟社会」に移行し、ネットワーク脳と、他人との関係性の中で役割を演じながら学ぶ「ナナメの関係」が大切になること。
小中学生の時重要なのは、集中力とバランス感覚を育てることで、テレビと携帯を制限すること。
技術と経験の積み重ねの無い夢などしょせん「幻想」と言い切り、夢を探す前に「クレジットを高めるため」勉強することで自由度を高めることが重要なこと。
高校受験を控えた子どもを持つ親にとって、非常に有益な助言だった。
しかし、実社会を知ったからこの助言を切実に必要としたのであり、まだ経験の無い子どもに読ませても、いまいちピンとは来なかったらしい。
一読して納得する16歳はきっと少数で、親が対話を通して、時間をかけて伝えて行く必要があるのだろう。
砂の栄冠(5) (ヤングマガジンコミックス)
関東大会の1回戦、相手は神奈川の東横浜。通称・東横。
投打にハイレベルな選手を揃え、「秋の時点では高校野球界最強」と呼ばれるほどのチームです。
「戦うからには勝つ!」と燃える七嶋は、ある大胆な作戦で東横に挑みます。
5巻になって主人公の七嶋以外のキャラも活き活きし始めました。
ドヤ顔を決めるガーソ、放心状態になるガーソ、などなど。
もちろん試合も見せ場たっぷり。
秋らしくない激戦をお楽しみ下さい。
個性を捨てろ!型にはまれ!
「型」にはまっていなければ、
他人から何も要請されない。
ということは、社会とのつながりが
無くなってしまう。
「弁護士」といった資格・肩書きも「型」であり
その「型」があるからこそ、仕事が入ってくる。
個性で、いきなり生きていくには超人的なパワーが
必要。いきなり「個性」を伸ばすことをするのではなくて
「型」を身につけて、それからそれを破っていく
というプロセスが必要。
『ドラゴン桜』の作者の発言だけに、説得力があります。