内容は歌謡ショーであり、デジタルリマスターと言う割にはあまり綺麗ではない画像。不満がないでもないのですが、とりあえず動く彼らを見られることに感謝。ゲスト(ディオンヌ・ワーウィック、マール・ハガード(関連性が全くわからない)、カーペンターズ)のフィーチャーで時間をとられて、ヒット曲はメドレー形式で終わってしまっているのが残念。マリリン・マックーって本当に美人ですね。そのご亭主のビリー・デイビス・Jrはサム・クックに通じるものがあるなあと認識を新たにしました。
Age of Aquarius
オーケストレーションとバンドの相互のアレンジがとても絶妙なAquarius/Let the Sunshine Inの前半、Aquariusはホント素晴らしい。モチロン彼らのコーラスは素晴らしい。2度をこんな風に多重にハモられるとカッコいいなぁ。この曲は(別に今となっては単なる記録でしかないけれど)2度目のグラミー賞受賞曲。1964年頃のBrianに少し似たフックが軽快なシャッフルと3連を打つ気持ちいいフィルのBlowing Awayはいかにもハルブレイン・ワークスという感じのドラム。ハルブレインの中音域に集中するドラミングは好きだなぁ。このアルバムは40分、一気に聴かせる。あらゆるルーツを昇華させて様々なリズムと圧倒的なコーラスと飽きさせない構成とシーンと転調。絶妙過ぎ。本当にこういうオンガクを作り上げてしまう技量はスゴい。
With Dionne Warwick [VHS] [Import]
内容は歌謡ショーであり、デジタルリマスターと言う割にはあまり綺麗ではない画像。不満がないでもないのですが、とりあえず動く彼らを見られることに感謝。ゲスト(ディオンヌ・ワーウィック、マール・ハガード(関連性が全くわからない)、カーペンターズ)のフィーチャーで時間をとられて、ヒット曲はメドレー形式で終わってしまっているのが残念。マリリン・マックーって本当に美人ですね。そのご亭主のビリー・デイビス・Jrはサム・クックに通じるものがあるなあと認識を新たにしました。
Very Best of
60年代後半という時期に黒人の人気ボーカル・グループでありながら、ソウルというより、むしろソフト・ロックという位置であり続けた人たちは、ワタシは他に知らないのです。(元々はジャズ・ボーカルの方から出てきて、レイ・チャールズともツアーした経験を持つ人達が中心になったグループで、初期にはやっぱりモータウンに入る話もあったそうです)
それがどういう運命かいわゆる黒人音楽のレーベルではなく、あの "secret agent man" で有名なジョニー・リバースの所に所属することになり、ママス&パパスやアソシエイションのスタッフをバックに作品を出していくことになるのです。(それは一応、soul city という名前のレーベルではありましたが)
つまり、全盛期の白人ソフトロック界の中枢部に唐突に出現した黒人グループ、という印象なのです。更に、普通これだけの歌える黒人が5人集まれば、あの特有の「黒い」感覚が出ないはずはないのですが、何故か彼らには殆どそれがないのです。(これには、ジャズ・ボーカル出という素地も無視できないと思うのですが..)
そんなワン・アンド・オンリーの味わいの、素晴らしいソフトロック名曲群を便利に網羅できるベストがこれ。(ジャケが同じで2枚組CDもありますが)
ちなみに作曲陣には、jimmy webb、laura nyro という、後生に名を残す二人が頑張っています。