星屑ニーナ 1巻 (ビームコミックス)
女子高生が、捨てロボットを拾うお話です。
空を飛ぶ魚のお腹に入ったり、星をつかまえて宙に浮かべたり。
それら突拍子もないエピソードが、まさに「神の速さ」で進んでいくところもふくめて、
まるで夢の中を旅しているような気分で読みました。
すごく切ないけれど、とっても幸せで、目覚めるのが勿体なかったと思えるような、
たまに記憶から取り出してかみしめたくなるような、そういったたぐいの夢です。
キャラクターもすごく可愛らしいので、私は女の子におすすめします。
1巻にしてすでにお話がキレイにまとまっちゃったのでは?と感じる部分もあるのですが、
ここから、2巻以降にどうつながっていくのかが逆に楽しみです。
少年少女 (1巻) (Beam comix)
いろんな少年少女が出てくる珠玉の短編集。
ノスタルジックな切なさが全体を漂い、シュールなものから題名の通りあからさまにもその時代を切り取ったものまでおいしいことこのうえなし。
オープニングとエンディングが加わった本書の読了感は一つの映画を見終えたあとのよう・・。
白黒主体の線の書き込みが、絵や構図のうまさに比例している。
意外にもCGも使用されていて驚かされた。