バッハ:マタイ受難曲 全曲
テキストの意味と音楽の流れの双方の関わりを厳しく問い直し、妥協なく信仰の音楽として表現した稀有の名演だと思います。
ムードとして衝撃的で深刻な演奏は他にもあるかもしれませんが、この鈴木雅明の解釈は彼の音楽家としての実力とキリスト者としての信仰の表現意思が幸福な形で重なり合い、そこにすぐれた演奏者たちが積極的に取り組んでいったことにより、圧倒的な存在感のある演奏となったのだと思います。
コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode6
公式がはちゃめちゃくちゃなことをしてくれています(笑)。
このR2SEシリーズを最初に聞いたときは、
物語から外れてて少し残念だとも思ったのですが、
今では…このシリーズが終わってしまうことこそが残念で仕方ありません。
もっとこの手のものを聞きたかったというのが本心です。
(そして本編補完も… 笑)
個人的にはルルーシュ(福山さん)の演技がかなり光り輝いていたかと思います。
一期最終回をああやって持ってこられたのも、かなり楽しかったです。
王様と私
パヴァロッティの三大テノールとしての成功を裏で支えた人物の書いた、一種の暴露本です。
かなり辛口で語っているところがあり、好き嫌い分かれる内容だと思います。
かなりとっぴな行動をしていた人物であることや演奏の失敗談なども改めて語られています。
しかし、何よりオペラというビジネスがどのようにして現代において発展したかが、実にリアルに分かるので、ビジネス書として捉えるとまた違った面白さがあります。
レッスンの王様 Vol.8 [DVD]
陳 清波プロの本は何冊か読みました、GOLFのスイングの基本を再認識させられた本です。ドローを打つためだけでなく、、、スクエアグリップがクラブのフェースターンを助け、フェースターンによる力みの無いSWINGで飛ばせる(適正距離)ことが理解できます、、、力まないので、肩も開かないし、体の突っ込みも抑えられる〜良かったらDVDを見て練習所でお試ししてはと思います〜飛ばすことを気にしないでフェースターンだけで打つDVDのようなSWINGを繰り返し練習してうまくなってください 80〜90位でしか回れない私ですが参考になると思います
スーパー狂言「王様と恐竜」 [DVD]
去年、戦争がテーマである「王様と恐竜」が上演される数日前に、
イラク戦争が始まってしまい、とてもリアルタイムな演目になった
なぁと思った記憶があります。
後半の千之丞さん演じる恐竜の語りの場面は、戦争について考えさせられる
ものがありましたが、他の場面はおもしろおかしく皮肉っているといった印象でした。
しかし、公演が始まってまず何より驚くのが、とても奇抜な出演者の方たちの衣装。
千作さん演じる王はヒトラーのようなちょび髭に自由の女神を思わせる冠。
(偶然とは言え、今現在のアメリカを表しているような気がしないでもありませんが。)
王に群がる「水爆君」は水爆の煙に髑髏、「金君」はドルマークの冠を頭に着けての登場。
その他の出演者の方たちも¥その役柄を表すオブジェを頭に着けて登場で、普段の狂言では
とても考えられない衣装ばかりです。
私が個人的に好きなのは、「正義(せいぎ)君」のまるでスーパーマンのような衣装。
あの格好で気弱そうに遠慮がちに登場する場面は見所だと思います。金髪の王妃と人形の
三人娘もお勧め。王妃の台詞、「男は戦争とXXXXが好き」がとても衝撃的でした・・・・。
このDVDは「唐相撲」と同様、狂言を知らない人でも充分に楽しめるでしょう。
しかし、確かに狂言口調で台詞は言っているものの、狂言・・・・と言われるとどうかなと。
確かに奇抜な衣装や普段の狂言にない演出で笑わせてはくれますが、私個人としては、
ちょっと狂言とはかけ離れ過ぎてしまったかな、と思います。